久しぶりに本の紹介をしたいと思います。
今回読んだ本は、村松太郎・德本昌大著 「最強 Appleフレームワーク」という本です。
著者の一人である德本さんとは、個人的なお付き合いがあり、この度著書を出版されたとのことで献本を頂きました。
著者のお二人は、ともに、iU情報経営イノベーション専門職大学にて、学生にビジネスフレームワークを教えています。
この大学は、ベンチャー起業家を育てる大学で、学生のうちに起業する人がとても多いことが特徴です。当然のことながら、この大学においてビジネスフレームワークはとても重要なものになります。
堅苦しくなりがちなテーマをわかりやすく
私も経営者の端くれなので、ビジネスフレームワークについては勉強をしたこともあるし、本も数冊読んだことがあるけれど、自分のビジネスにどのフレームワークをどのように使っていけばよいのか、というところがなかなかわかりにくいものです。
この本の素晴らしいところは、ともすればとっつきにくいフレームワークを、Appleという世界で最も有名な企業のビジネス戦略を例に解説しているところです。
iPhoneやiPadなどのApple製品を使っている人にはとても身近に感じられると思いますし、Apple製品を使ったことが無い人でも、Appleがどのようなビジネスを展開しているかを知らない人はいないと思いますので、具体的な例があることによって、フレームワークに対する理解度が増すのではないかと思います。
Appleの物語を読んでいるよう
また、Appleという企業の戦略を追っていくことで、一つの物語を読んでいるような感覚になり、読み物としても大変面白いと思いました。
フレームワークを学ぶ本というと、とても堅苦しいイメージがありますが、この本にはそういう堅苦しさが無く、すらすらと最後まで読めてしまうところも秀逸だと思いました。
Appleという企業のファンにはぜひ読んで欲しいと思いますし、Appleのファンではなくてもフレームワークを学んでみたい人にもお勧めできる本だと思います。
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