昨日も、安斎輝夫さんが仕掛ける、オンラインイベントの見本市ののようなサードプレイスフェスに参加した。
昨日参加したイベントは、サードプレイスと地域創生というテーマで、それぞれの場所で地域創生に取り組む方々のディスカッションだった。
パネリストは3名で、法政大学政策創造研究科の石山恒貴教授、高知県高知市の土佐山地区で土佐山アカデミーというNPO法人を運営する吉冨慎作さん、青森県弘前市でコラーニングスペース「Heart Lighting Station弘前」を運営する辻正太さん。
石山先生の著書↓
僕自身の現在の仕事(心理カウンセリング&整体)とはちょくせいつ関係が無いように思うけれども、人は人とかかわって生きていくわけだし、自分の居場所を確保することで安心して生きていく事ができるようになる、という意味では、健康を守るためにサードプレイスを持つということはとても重要だと考えている。
そういう意味で、地元に居場所があるというのは、人生を豊かにしてくれると思うのだ。
また、都会は人と人とのつながりが希薄すぎて、自分の居場所があるという感覚を持つのが難しい。
さらに言えば、自然と離れて暮らすことで、ストレスを抱えやすいと考えている。
地方のほうが人と人との距離が近いし、自然との距離も近い。
それによって癒されることはあると思うんだよね。
僕自身としては、「都会で疲れた人を田舎に連れて行って癒す」というアイディアがずっとあって、それを実現でいないままでいるんだけれど、そういう観点からも、実際に、地域創生に携わっている方々のお話を伺うことができてとても刺激になった。
風の人
昨日のお話の中で、初めて知った言葉が「風の人」。
地域の住民でもなければ、地域の出身者でもない。
でも、その地域が好きでファンになって、頻繁に訪れて外の空気を持ってきてくれる人。
ゆるいつながりを持って、地域に貢献してくれる人のことを「風の人」と言うらしい。
これまでの僕の感覚だと、そういう人は単なる部外者であって、「よそ者」というイメージがあった。
よそ者がずかずか入っていっても迷惑なんじゃないかなあ、などという感覚を持っていたのだけれども、どうやらそうでもないらしいということが解っただけでも、とても新鮮だった。
実際、お話を伺ってみると、土佐山の吉冨さんも、弘前の辻さんも、もともとは地元の方ではないらしい。そういうことも含めて、新しい発見があった。
オンラインになって地方の情報が入るようになった
オンラインイベントだからこそ、高知県と青森県の生の情報を聞かせていただくことができた。
コロナ禍において、人の移動が制限されたことによって、もちろん悪いことも沢山あったのだけれど、オンラインが活性化したことによって、遠く離れた場所にいる人たちの情報が入るようになったのは良いことだと思った。
お二人のお話を伺って、それぞれの場所で、地域を活性化させようとしている人たちの熱気がそのまま伝わってきて、それがまた、自分のことを考える刺激になっている。
自分のアンテナをもう少し高くしてみよう
僕は東京の郊外に住んでいて、いわゆるベットタウンなので、あまり地域のことに関心が無い。
でも、よくよくアンテナを張ってみると、たしかに自分の地元でも地域を良くしようとしている人たちがいる。
また、僕の妻の実家は、長野県の北部に位置する木島平村というところなんだけれども、東京生まれの僕から見れば、それこそ何もない素敵な場所なんだけれども、そこでどんな取り組みをしているのかが気になった。
自分のアンテナをもう少し高くしてみようと思った。
まとめ
人は人に癒される。
それが、心理カウンセラーとしての僕の考え。
地域に居場所があるということは、人生を豊かにするうえでとても大切なことだと思う。
これまでの日本は、「地域とどう付き合うか」という問題が置き去りにされてきたように思う。
でも、精神的に豊かな生き方を求めるなら、はやり地元とのつながりって大切だと改めて考えされらた。
とても貴重な時間をありがとうございました。
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