昨日は、私の友人の安斎輝夫さんが毎月開催しているイベント、第31回サードプレイス・ラボに参加してきました。
昨日のテーマは「強み」です。
タイトルは「自分の強みを武器にして人生を切り開こう」
講師を務めてくださったのは、Gallup認定ストレングスコーチのしずかみちこ氏。
自分の強みを知ることができるツール、ストレングスファインダーⓇの認定コーチとして活動されている方です。
安斎輝夫さんのブログ 【サードプレイス】ブログ
しずかみちこさんのブログ 自分の心を殺してはいけない
強みとはどういうものなのか。
強みを生かすとはどういうことなのか。
とても分かりやすくお話をしてくださいました。
昨日のお話を受けて、私が考えたことをブログにまとめてみたいと思います。
自分の強みはわかりにくい
私自身も、かつて自分の強みがわからずにかなり悩んだ方だし、現在、いろいろな人のカウンセリングを行っていて感じることなのだけれど、
やっぱり、自分の強みは解りにくいということです。
その理由は、強みとは「無意識のうちにできてしまっていること」だからです。
いつの間にか出来るようになってしまったことなので、それがすごいことだとは気が付かないのです。
「いや、こんなの誰でもできることなんじゃないの?」
と思っているのです。
ところが、それができない人がいるのです。
できない人から見れば、それをさらりとやってのけるあなたはすごい人なのです。
それこそが強みなのです。
褒められたらきちんと受け止める
自分ではわからないのことを知るには、人から褒められたことを意識して受け止めることをしなければいけません。
しかし、かつての私もそうであったからよくわかるのですが、自分に自信がない人は、人から褒められてもそれを素直に受け取ることができません。
「いやいや、私はそんな大したものではないです。」
「買いかぶりすぎではないか。」
「お世辞や社交辞令でしょ。」
「ほかにももっとすごい人は沢山いる。」
などと考えて、褒められたことをきちんと受け取れない人が多いのです。
また、褒められたことをそのまま素直に受け取ることに、謎の罪悪感や恥ずかしさを感じる人がいるのです。
謙遜して受け取らないことが大人のたしなみであって、それを馬鹿みたいに正面から受け取っていい気になっているのは大人げないし恥ずかしい。
なんて考えてしまう人もいるのです。
これでは、自分の強みに気が付くことはありません。
褒められたら素直に受け取る。
「ありがとうございます!」
と言ってみましょう。
そうすれば、自分の中にスーッと入ってきます。
強みが暴走すると弱みになる
しずかさんのお話の中で、特に印象的だったのが、
「強みが暴走すると弱みになる」というお話。
これは、私の例でお話をすると、私は若いころ自分が「優柔不断」なのがとても気にいらなくて、それが欠点だと考えていました。
「優柔不断」は決断力にかけるというイメージですが、決断する前によく考えることができる「熟慮できる」ということです。
「熟慮する」のは決して悪いことではありませんよね。
ただ、暴走すると「決められなくなる」わけで、それは欠点(弱み)だと認識するようになる。というわけです。
すなわち、自分が欠点だと思っていることが、暴走をコントロールすることができれば、それは強みになる可能性があるということなのです。
この考え方はとても斬新で、なるほど!と思ったのです。
やりたくないことはやらない
弱みには2種類あって、強みが暴走している弱みと、本来の意味での弱みというか、本当の弱みです。
強みが暴走している弱みとは、無意識のうちにやってしまうこと。
やめられないこととのこと。
これに対して、本当の弱みは、やりたくないこと、消耗が激しいこと、だというのです。
本当の弱みは、克服しようとしなくてよくて、何らかの別の方法で解決する方が良いそうです。
私たちは、子どものころから苦手なものを克服しなければいけないと教えられてきました。
その原因は受験勉強にあると、私は思っています。
しかし、実社会では苦手(弱み)を克服することよりも、強みを強化していく方がより生きやすくなるのです。
なぜなら、苦手を克服するためには、多大なエネルギーを必要とするからです。
同じエネルギーを注ぎ込むなら、得意なことにつぎ込んだ方が大きな成長を遂げることができます。
人生は有限ですから、どちらにエネルギーを注ぎ込んだ方が良いかは一目瞭然です。
まとめ
強みとは、無意識のうちにやってしまうことの中にあります。
無意識のうちにできてしまうので、とてもエネルギーが少なくて済むのです。
強みを生かすことによって、楽に生きていけるようになります。
苦手を克服することを止めて、得意を活かすことを考えた方が人生はうまくいく。
そういう生き方が出来るようになりたいですね。
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