身体を動かすことが心の健康を保つ効果がある、ということは、いろいろな研究によって明らかになっています。
うつ病に対して、抗うつ剤に匹敵するかそれ以上の効果がある、という研究結果もあります。
運動は、身体の健康だけではなく、心の健康を保つのです。
では、どのような運動が良いのでしょうか。
私の独断と偏見で紹介させていただきます。
一人でできる運動
一人でできる運動は、スケージュール調整がしやすいので、忙しい方にもおすすめです。
特に、メンタルダウンしている時は、予定を組むことが難しい場合もあります。
このような場合には、気が向いたときに手軽にできる運動がお勧めです。
ストレッチ・ヨガ
室内でできる運動は、天候に左右されないため、定期的に続けることができます。
また、仕事の合間など、ちょっとした時間にもできるのでお勧めです。
ストレッチやヨガは、身体にかかる負担が少なく、どちらかというとリラックスをするための運動と言えるでしょう。
気持ちよさを味わいながら、体をほぐし、血行を促進します。
これらの運動は、とても安全であるというイメージがありますが、無理をすると身体を傷めてしまうリスクがあることを覚えておいてください。
痛さを感じるまで無理にやるのではなくて、気持ちいいところで止めて、気持ちよさを味わうことをお勧めします。
筋トレ
筋トレは、自重でできる種目であれば、ストレッチ同様、いつでもどこでも、仕事の合間でもやることができます。
スクワットや腹筋など、基本的なものだけでも、十分に効果が出ます。
肩こりや腰痛の予防にもおすすめです。
また、ジムに通うことができれば、様々な機械や道具を使って、効率よく鍛えることができます。
ジムに通うのはハードルが高くなりますが、場所を変えることによって気分も変わります。
また、インストラクターに正しい鍛え方を指導してもらうこともできます。
自治体が運営する体育などにもトレーニングルームがある場合があり、そのような場所では比較的安い料金で利用できます。
また、最近では24時間営業のトレーニングジムもあり、時間に制約されることなく鍛えることができます。
身体を鍛えることで自分に自信が持てるようになり、その自信がメンタル面にも良い作用をすることもあります。
散歩・ウォーキング・ランニング
個人的に、一番おすすめなのが散歩です。
外の空気を吸い、太陽の光を浴びることが心の健康に良い影響をもたらすからです。
さらに、体調に合わせて強度を調節できることから、運動の初心者にもお勧めできます。
散歩で飽き足らなくなったら、歩幅を大きくして、腕を大きく振ってウォーキングへ。
さらに刺激が欲しければランニングへと、強度を上げていくことも可能です。
一人で気軽に行うこともできますし、仲間を作って複数人で楽しむこともできます。
いつものコースだけではなく、行ったことのない場所を散策したり、自然の中をハイキングするのも楽しいですよね。
水中ウォーキング・水泳
プールの中で運動をするのもお勧めです。
水中は、非日常の体験ができます。
水に浸かるだけで、嫌なものを身体から落とすことができるような感覚を得られます。
また、浮力がかかることによって、身体にかかる負担が減ることもメリットです。
水泳の場合は、呼吸が制限されることもメリットと言えるでしょう。
呼吸が苦しいので余計なことを考える余裕はありません。
嫌なことを考えずに済むのも、水泳の魅力だと思います。
デメリットは、プールに行かなければできないということ。
準備が面倒だったり、着替えが面倒だ、と考えて行動できない可能性があります。
ダンス・体操など
そのほか、ダンスや体操などがあります。
ラジオ体操などは、お手軽にできる体操の代表です。
毎朝、公園でラジオ体操をしている人たちを見かけることがあります。
皆で集まってやることから、モチベーションを維持しやすいという方もいらっしゃると思います。
エアロビクスなどは、YouTubeなどに動画が沢山上がっています。
その動画を見ながら、家の中で行うこともできます。
もちろん、ジムに通って、直接インストラクターから習うのも良いですよね。
サイクリング
自転車に乗るのもお勧めです。
ただし、交通事故のリスクあるので、十分注意して乗る必要があります。
本格的なサイクリングではなくても、自転車で近所を走るだけでも気分転換になります。
複数人でおこなう運動
複数人で行う運動は、仲間を集めなければできないというデメリットと、仲間がいることによってモチベーションを維持できるというメリットがあります。
こちらは、球技全般に言えることだと思います。
球技の良いところは、ゲーム性が強いので、純粋に楽しめるこということ。
ゲームに集中するので、日ごろの嫌なことを思い出さずに済みます。
また、人との付き合いの中で癒される場合もありますね。
しかし、メンタルダウンをしている時などは、人付き合いが煩わしいと思うかもしれません。
また、強度の調節が難しいこと、怪我のリスクが高いことなども、デメリットと言えるかもしれません。
まとめ
どのような運動でも、メンタルの状態を良くする効果があります。
それぞれに一長一短があることから、自分が出来そうなものからやってみることをお勧めします。
コメント