自分と向き合う時間は決して無駄ではない

考える女性 マインドセット
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新型コロナウィルスのおかげで、家にいることが増えている。
すなわち、時間がある。
時間があるから、自分と向き合うことが増えている。

僕はもともと、いろんなことをじっくり考えたい性格だ。
考えて、納得しないと行動できない。
だから、考えることが好きなんだ。

いや、好きというよりは、そうしないと目的を見失ってしまう。
自分がどこに進もうとしているのかが見えなくなってしまうのだ。

本当に行動することが大事なのか?

これに対して、多くの自己啓発本には、行動せよ、と書いてある。
まず行動せよ。
行動しながら考えよ。
と。

でも、どうやら僕には、そういう器用なことはできないようだ。
行動をしてしまうと、ちゃんと考えることができなくなる。
行動に意識が行ってしまって、自分と向き合うことが難しくなる。
行動することが目的化してしまう。
行動は、手段であって目的ではないはずなのに。

目的は何か。
それを明らかにするには、自分と向き合うしかない。
そのためには、そういう時間が必要だということだ。
動きながらでは、スケジュールをいっぱいにした状態では、僕にとってはなかなか難しいのだ。

のこぎりの刃を研ぐ

あの名著「7つの習慣」の中に、木を切るためにはノコギリの研ぐ時間が大切であるという話が出てくる。
行動を起こす前に、準備をしっかりと行うことが大切だという話だ。

確かに、行動を起こさなければ何も始まらないのは確かだが、準備不足で始めるよりも、しっかりと準備に時間をかけたほうが良い結果が得られるのも事実だ。

これは、「どちらが大切か、どちらが正解か」という話ではない。
ノコギリの刃を研ぐ、という行為も、「行動」のうちに含まれる、と考えるのが妥当だろう。

つまり、自分と向き合い、自分が目指すところ(ビジョン)は何か、自分がやらなければいけないこと(ミッション)は何か、と自問自答することは、何も行動を起こしていないかのように錯覚をするけれど、それは立派な「行動」だということだ。

常に目標を見失わないようにする

僕はかつて、トライアスロンというスポーツをしていた。
トライアスロンでは、海を泳ぐことが多い。

実は、まっすぐ泳ぐというのはなかなか難しい。
常に目標を確認していないと、いつの間にか違う方向に泳いで行ってしまう。

プールで泳いでいると、プールの底に書いてあるラインを見ながら泳ぐので、どんどん曲がっていくということはない。
しかし、海の底にはそういうラインは無いし、そもそも、底が見えなかったりする。

すると、方向を見失わないために、ヘッドアップと言って、顔をあげて前を見て、方向を確認しながら泳ぐという技術が必要になってくる。

人生についても同じことが言える。
どこを目指しているのか、ということを、頻繁に確認する必要がある。

もちろん、人生の場合は、ゴール設定も自由なので、途中でゴールを変えることもできる。
そういう場合でも、やはり自分を向き合う時間が必要だ。

結局、自分と向き合う時間を頻繁にとることが大切だということになる。
そして、これも立派な行動の一部なのだ。

空白の時間をつくろう

「常に何かをしていないと不安になる。」
という人もいるだろう。

時間が少しでもあれば、本を読んだり、勉強したり、ブログを書いたり、何らかの行動をしていなければ、時間を無駄にしたように感じてしまう。

でも、ぼーっと考え事をしたり、空を眺めたり、音楽を聴いたりしながら、自分と向き合い、自分がなにを求めているかを思索する時間が必要なのだ。

詰め込むことばかりでは、目標を見失う可能性がある。

カウンセリングを受けよう

自分と向き合うためには、カウンセリングを受けることが有効だ。
コーチングよりもどちらかと言えば、カウンセリングのほうが良いだろう。

今の、ありのままの自分とアクセスするためには、なるべくいろいろな価値観のバイアスの影響を受けない状態を作る必要がある。

そういう状態を作るのは、カウンセラーのほうが得意だろう。

これは僕の主観なのだけれど、コーチは成功を目指している人が多いように思う。
しかし、カウンセラーはクライアントの心にアクセスすることを目指すことが多い。
つまり、コーチは成功を目指すという指向性があるのに対して、カウンセラーは現状をありのままに受け取ろうとするので、指向性がない。
つまり、コーチはバイアスがかかっている可能性が高いのではないかと思うのだ。

もちろん、すべてのコーチがそうであるというつもりはない。
コーチの中にはそうでない人もいるだろう。

僕は、カウンセリングに立脚しているので、まずはフラットに自分と向き合うことを目指す。
もし興味があれば、僕のカウンセリングを受けてみてほしい。

まとめ

自分と向き合う時間を大切にしよう。
常に、自分がどこを目指したいのかを確認しよう。

自分の心は、時々刻々と変わっていく。
それは仕方がないことだし、それでいいと思う。

だからこそ、常に自分が求めるものは何かを考える時間を作って欲しい。

本も読まない、勉強もしない、インプットしない、もちろんアウトプットもしない。
でも、それは決して無駄な時間ではない。

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