良いことも悪いことも入り混じって起こるのが人生だよね。
それが、客観的事実だ。
良いことばかり起こることもないし、悪いことばかりが起こるわけでもない。
いつもそれがまだら模様のように入り混じっているのが現実。
その現実をどのように受け取るかは、人によって違うんだよね。
楽天的な人と悲観的な人は、その受け取り方が全く違う。
大脳は同時にたくさんのことを処理できない
脳は、実に様々な情報を一度に処理している。
特に、自律神経と言われる部分は、私達が意識しなくても自動処理を行っている。
私達が意識的に情報を処理している部分は大脳。
私達の意識は、同時に二つのことを処理できない。
これは、二人の人間が同時に別々の内容を話した時に、両方の情報を同時に処理しきれないことから明らかだ。
私達は、同時に沢山の情報が存在した場合に、無意識のうちに、場合によっては意識的にフィルターを掛けて情報を取捨選択している。
要するに、情報に優先順位をつけて処理しているということになる。
どのようなフィルターを持つか
その優先順位の付け方によって、自分がキャッチできる情報が変わってくる。
つまり、自分が情報を取捨選択するフィルターによって、見える世界が変わってくるということになる。
問題は、このフィルターの存在に気がついているか、気がついたとして、それを意識的にコントロールしているか、という点である。
これを読んでいるあなたはどうだろうか。
自分はどんなフィルターを持っているか、気がついているだろうか?
悲観的な人は悲観的なフィルターを持っている
悲観的な人は悲観的なフィルターを持っている。
なので、悲観的な情報を優先的に選択をする。
例えば、新型コロナウィルスの負の情報ばかりを選択する。
人の移動が増えてきたことを、明るい兆しと見るか、感染拡大の危機と見るか。
明るい兆しだと言う情報(意見)はスルーして、感染拡大の危機だという情報(意見)を採用する。
そして、怖い、危険だ、何やっているんだ、将来どうなるんだ、と不安になる。
その上、経済が停滞している、倒産件数が増えている、世界的に感染が拡大し収束の見通しが立たない、などという情報にも敏感に反応する。
そして、自分の将来についても不安な気持ちが大きくなる。
楽天的なひとは楽天的なフィルターを持っている
これに対して、楽天的な人は楽天的な情報を選択する。
新型コロナウィルスの例で言えば、経済が少しずつ動き出したし、そのうちワクチンや治療薬が開発されるだろう。
しかも、一時期よりも死者や重傷者の割合が減っているので、人類がこのウィルスとの戦い方がわかってきたことを表していると受け止める。
このウィルスの影響は限定的で、人類がこの危機を乗り越えるは時間の問題だし、それもそんなに遠い未来ではないだろうと考えるのだ。
明るい兆しを捉えて、「まあ、なんとかなるだろう」と推測する。
全てにおいて反応が違う
日常の生活の中でも、上手く行かないことと上手く行くことが起こる。
悲観的な人は、上手く行かないことばかりを拾って、悲観的になる。
楽天的な人は、上手く行ったことを拾って、楽天的になる。
同じ事実を拾ったとしても、解釈が全く違うことだってある。
過去の記憶においても同じことが言える。
過去において、上手く行かなかったことばかりを覚えている人は、自分の過去は最悪だった灯っているし、上手く行ったことばかりを覚えている人は、自分の過去は最高だったと思うだろう。
フィルターが違うだけで、現在の気分が全く違う。
未来に対しても反応が違う
過去に対するフィルターが違うのであるから、当然、将来に対しての予想も違ってくる。
悲観的な人は、悲観的な未来を予想して不安になる。
楽観的な人は、楽観的な未来を予想してワクワクする。
悲観的な人は悲観的なので、積極的に行動することはない。
どうしても守りの行動になる。
嫌な仕事でも安易に辞めたり、転職を使用はしない。
リスクを取りたくないので、嫌な仕事にしがみついてしまう。
そうしてストレスを溜め込んでいく。
楽天的な人は、失敗をいとわない。
失敗しても、それは自分の人生経験になると前向きに捉えることができるので、チャレンジすることに躊躇しない。
こういう人は、自分の理想とする生き方に着実に近づいていくことができる。
フィルターを意識的に変えていこう
こう考えていくと、自分がどんなフィルターを持っているかで人生が大きく変わることがわかる。
フィルターが大事だと、つくづく思う。
どのような情報がほしいのか。
自分がどんなフィルターを持っているのか。
それを意識することはとても大切だ。
このフィルターは意識的に変えていくことができる。
物事を客観的に捉えて、良い情報を抽出する練習をしよう。
練習すればできるようになってくる。
まとめ
自分が情報を取捨選択するフィルターを意識的に変えていこう。
意識的に、良い情報を選択するのだ。
そして、楽天的に解釈をする。
これは、練習すればできるようになってくる。
悲観的な人は絶対にやったほうがいいよ。
もちろん、完ぺきにできなくても大丈夫。
ちょっとでもできるようになれば儲けもん。
そこも楽観的に行こうね。
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