僕はかつて、ひどいうつ状態に陥って、そこから抜け出すに会社を辞めた。
それは、うつ状態になった理由が、生き方が間違えていたからだと思ったからだ。
僕はそのころ、他人の人生を歩いているような気がしてならなかった。
自分の人生なのに、自分の人生のように思えなかったのだ。
僕は、うつから抜け出すにためには、自分の人生を取り戻さないとダメだと思った。
それをしなければ、薬を飲んでも治らないだろうと。
だって、これは人生の問題なんだもの。
薬は人生の問題を解決してくれない。
それが解っていたので、僕は病院に行かなかったんだ。
正解の人生は他人の人生
それまで僕は、正解の人生を歩いていた。
それまでの僕は、「たった一度の人生だから失敗したくない。」と思っていたのだ。
そのうえ、長男だから、男だから、安定した収入を得て、両親とまだ見ぬ未来の家族をしなわなければいけないと考えていた。
だから、いい大学を出て、ある程度の高収入が得られる会社に就職をした。
誰もが知っている大手企業の関連会社で、待遇は親会社に準じる、とのことだった。
なので、収入は良かったんだ。
でも、その会社での仕事が、本当にやりたいことだったのかと言えばそうではなかった。
それまで、いろいろなことに興味を持ってきたけれど、安定した収入が得られるかどうかわからないという理由で諦めてきた。
そうして、気がついたら、特に興味のないことを仕事にしていた
それは、まさに「他人の人生」だった。
今になってみれば、はっきりとわかる。
「正解の人生」なんてないってことが。
それは、「正解に見える他人の人生」なんだよね。
自分の人生とは主体的に生きること
自分にとって理想とする人生を追いかけることが、自分の人生を取り戻すということ。
その事に気がついたので、会社を辞めて、人生をリセットすることにした。
そして、その当時、一番興味を持っていたことをやろうと思った。
それは、人間の身体をしっかりと学ぶこと。
そして、スポーツトレーナーになろうと思った。
サラリーマン時代はいいお給料をもらっていたので、当然のことながら収入は減った。
でも、「自分の人生を取り戻した」という感覚は、本当にうれしかった。
他人の人生から解き放たれた解放感が本当に心地よかった。
収入よりも心の満足感のほうが大事だと思った。
そのほうが幸せを感じられる。
その事を思い知った。
主体的に生きると自由を感じられる
自分は自由なんだ。
自由に生きていいんだ。
主体的に生きると自由を感じられるようになる。
自分の頭で考えて、自分で決断して、自分で実行する。
も他人のアドバイスは参考意見としてはありがたいけれど、それに従うかどうかは自分で判断する。
親の心配も、親の期待も、周りの人たちの評価も気にする必要はない。
自分を縛っていた、そういうものたちからも解放されたのだ。
自由は素晴らしい。
確かに不安もあったけれども、僕にとっては解放感のほうが大きかった。
いったいどれだけいろんなものに縛られてきたんだろうか、と思った。
知らず知らずのうちに、自分をがんじがらめに縛りつけていたのは自分だったんだ。
マイペースで生きる
それから僕は、マイペースで生きている。
再びうつ状態になるのが怖かったから、しばらくの間は無理をしないように生きていた。
うつ状態になってから10年を超えて、しばらくしてから、自分の内側からエネルギーが湧いてくるのを感じるようになった。
自分の経験を、同じように困っている人に伝えたい。
そして、役立ててほしい。
そんなことを考えるようになった。
そして今では、このブログを書き、YouTubeに動画を上げ、定期的にzoomセミナーをやるようになった。
僕は今でもマイペースで生きている。
あの頃よりも少しだけペースは上がったかもしれないけれど、基本的に無理はしない。
僕はこれからも、自分のペースで生きていく。
自分の人生を生きていく。
それでいいと思っている。
まとめ
あなたは自分の人生を歩いていますか?
他人の人生を歩いているような気がしていませんか?
正解の人生は、他人の人生だ。
正解を求めずに、主体的に生きていこう。
たった一度の人生なんだから、失敗を繰り返しながら、自己満足を追いかけよう。
それが、幸せな人生の歩き方だと、僕は思うよ。
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