昨日は、ZOOMによるオンラインイベント、第7回目の「人生の学校」を開催しました。
昨日のテーマは「受け入れる・諦める・手放す」です。
私がカウンセリングを行っていく上で、自分の身の上に起こったでき事を受け入れることができなかったり、諦めきれなかったり、何らかの思いををずっと抱え込んだまま苦しんでいる人をたくさん見てきました。
もし、そういうものを受け入れたり、手放したりすることができるのなら、ものすごく生きるのが楽になるし、自分が望むような人生を歩いていけるようになると思います。
受け入れる
自分の身に降りかかってくる事象について、自分自身でコントロールできることは少ないですよね。
他人と過去は変えられない。
とよく言いますけれど、それ以外にも、天候や自然災害、自分が歳おいていく事やいずれ死んでしまうことなども変えることができません。
変えることができないことで悩んでいても、解決しようがないということになります。
それはもう受け入れてしまうしかない、ということになります。
特に微妙なのが、他人について、すなわち人間関係です。
何とかして、相手を変えることによって問題を解決しようとしてしまうのですが、相手はこちらの思うようには動いてくれません。
その事にこだわりすぎるとイライラのもとですし、相手からすれば余計な干渉をされているように感じる事でしょう。そして、さらに人間関係が悪化していきます。
家族や職場の人間関係など、関係性が密であればあるほど受け入れるのが難しくなり、人間関係が悪化していきます。
こういう問題を解決するには、相手の意思を尊重して、相手を変えようと躍起になるのをやめてしまえばいいのです。
受け入れればいいのです。
ああ、この人はこういう人なんだな。と。
受け入れてから、「じゃあどうするか」と考えることが大切なのです。
「諦める」は「明らめる」
「諦める」ことは果たして悪いことなのでしょうか?
「諦める」となんだか負けた感があって嫌だ、と、いつまでも諦めきれずにいる人がいます。
でも、「諦める」は「明らめる」とも書き、明らかにするという意味があります。
そのやり方ではうまくいかない、自分には向いていない、ということを「明らかに」して、合理的判断のもと、戦略を変えていくことが大切なのです。
ですから、諦めるとは別に敗北を意味するのではなく、合理的判断の結果「明らめて」路線変更をするということだと認識すればよいのです。
手放す
「諦める」と同じような意味ですが、ある思いを手放すことで、心が楽になることは多いです。
色々なものを背負い込んでいると、心が重くなったり、身動きが取れなくなったりします。
何を手放して何を手放さないのか。
断捨離をして、整理整頓をして、スッキリすることができれば、前に進むことができるようになります。
手放すことができるものや、自分を苦しめているものは、どんどん捨てていけばよいのです。
心の中も、ミニマリストのようにすっきりとさせることで、身動きがとりやすくなるのです。
まとめ
自分に変えられないことは受け入れるしかないし、自分に叶えられないものは諦めて手放してしまうことで、心を軽くすることができます。
自分が抱え込んでいることをどんどん手放していく事で、新しい可能性が見えてきます。
人生を軽やかに、自由自在に生きていくためには、「受け入れる、諦める、手放す」ことが大切なのです。
次回の開催
次回、第8回人生の学校のテーマは、「失敗について考える」です。
失敗が怖くてチャレンジできない。
完璧を求めてしまう。
過去の失敗がトラウマになっている。
失敗をリカバリーできていない。
などなど、失敗が人生を狂わせることは多いです。
その失敗について、皆さんと考えていきたいと思います。
■日時 6月21日(月)20時~21時30分
■ZOOMによるオンラインイベント
■参加費無料
■申し込み facebookイベントページまたはピーティックス
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