生きるペースは人それぞれ-自分のペースで生きていこう

橋の上をランニング 子育て・教育
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僕は、整体師として1万人以上の人たちの身体を触ってきた。
その肌感覚として思うのは、「一人として同じ人はいない、みんな違う」ということ。

骨格も、筋肉の質も、身体の反応も、みんな違う。
同じような施術をしても、人によって反応が違う。

これは当たり前のことなんだよね。

さらに言えば、思想信条だって違うし、育った環境だって違うし、バックグラウンドも違う。
みんな違う。
生きるペースも、成長するペースもみんな違うんだよ。

でも、日本の学校制度は、同じ年の子どもたちを集めて、同じペースで成長させるシステム。
まるで、ベルトコンベアに乗せて工業製品を作るみたいだ。

成長が早い子はどんどん先に行かせればいいと思うし、遅い子にはゆっくりと進ませればいいと思う。
今のシステムだと、早い子には退屈、遅い子には早すぎてついていけない。
一度ついていけなくなると、追いつくことは不可能に近い。
そんなシステムで良いのだろうか?

さらに、遅い子にとっては「自分には能力が無い、ダメな奴だ」と、自己肯定感を下げてしまう可能性がある。
でも、その子に合ったペースで成長すれば、どこまでも伸びていく子もいるかもしれないのに。
自分はダメだ、というセルフイメージができてしまえば、それはその人の人生にとんでもない悪影響を及ぼす。
その害について、考えたほうが良いと思う。

また、新卒一括採用というシステムもよろしくない。
人材市場にもっと流動性を持たせてほしい。

人はいつ、どのタイミングでグッと成長するかわからない。
自分のペースで生きていけばいいと思う。
焦らなくていい、みんなのペースに合わせなくていい。
そんな空気を作って欲しいと思う。

だって、人間は工業製品とは違うんだから。

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