僕は、33歳の時にうつ病になって、それ以来「人生」についてずっと考えてきた。
自己啓発系の本も多数読んだ。
心理学も勉強して、国家資格である公認心理師にもなった。
そんな僕が最近考えているのは、というか、もうずっと前からそう思っているだけれど、「心の声」を聴く重要性だ。
頭で考えるには複雑すぎる
子どもの頃からたくさんの知識を植え付けられ、頭で理論的に考えることの重要性を嫌というほど教育されている僕たちは(日本教育は知育偏重になっていると思う)、頭で考えて生きていく事が大切だと思い込んでいる。
でも、人間の頭で考えるには、現代は情報が多すぎるのだ。
社会は広く、人生は複雑すぎる。
そして未来は予想困難だ。
一人の人間の頭脳は、そこまでの情報量を扱うようには出来ていない。
さらに、人は理屈で行動する動物ではなくて、感情で行動するようにできている。
この感情を抑え込んで、クールに理論的な考えに基づいて行動しようとすると、精神に異常をきたすことがある。
頭で考えて行動するように教育されるが、それを徹底することが良いことだとは思えない。
すべてを理解する必要はない
あらゆる情報を手に入れて、すべてを理解してから行動する必要なんてない。
人間の頭脳ではそれは不可能なのだ。
不可能なのだから、初めから諦めてしまえばいい。
すべてを理解したうえで、賢く生きていこうなんてしょせん無理なのだ。
賢くあろうなどと考える必要はないということだ。
迷ったら心に従う
結局最後は、心の声を聴くことになる。
心が望む方向へ進めばいいだけだ。
その先の人生がどうなるかなんてわからない。
でも、心の声を聴けば、どんな未来になっても納得することはできる。
心に従うということは、やりたいようにやるということ。
心の声を聴いて、心に従って行動した結果、たとえ後悔しても構わないと腹をくくることで、人生はとてもシンプルになる。
そして、そのほうが満足度の高い人生になる可能性は高い。
まとめ
僕は、生まれながらの性格なのか、頭でいろいろと考えてしまう。
そんな僕が56年生きてきた今の時点での考えは、心の声を良く聴いてそれに従えば、人生は案外シンプルなんだということだ。
理屈なんでどうでもいい。
最後は心が決めればいいのだ。
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