昨日は、第25回目の「人生の学校」を開催しました。
コロナ禍になってから始めた月一回のオンラインイベントも、もう25回目です。
時のたつのは早いものだなあ、と、つくづく感じます。
「バイアス」というのは、人間が持っている特徴的な「認知のゆがみ、偏り」です。
どのようなバイアスがかかっているか、ということを知っておくことは、冷静に、客観的に、合理的に物事を判断しなければいけない場面において、とても需要です。
昨日のイベントに先立ち、参考文献として以下の本を読みました。
読み物としてもとても面白いので、興味がある方はぜひ、読んでみてください。
なぜバイアスがあるのか
現代社会は高度情報化社会です。
解らないことがあれば、グーグル先生に教えてもらうことができます。
しかし、これほど気軽にいろいろなことが調べられるようになったのは、つい最近のことなのです。
それまでは、情報を気軽に手に入れることは出来ませんでした。
原始時代においては、さらに情報が少なかったと思います。
そのような、少ない情報しかない中で、ひ弱な人間は生き延びてきたのです。
バイアスとは、少ない情報の中で、生き延びる確率の高い選択をするための知恵だったのではないかと考えられます。
合理的な判断をするために
少ない情報を組み合わせて、足りない情報は推測して、それを判断の材料としていたわけです。
その思考方法が、私たちのDNAに刻まれているのかもしれません。
これは無意識に、反射的に行われているものなので、なかなか気づくのが難しいのです。
さらに、勝手な推測や判断が含まれいているので、判断を誤ることも少なくありません。
ただし、そのパターンはある程度決まっているので、あとから修正することも可能です。
現代は、原始時代とは違います。
情報も集めようと思えば集められます。
できることなら、正しい情報を集めて、それをもとに、合理的な判断をしたいものですよね。
お知らせ
次回の人生の学校のテーマは、「自分を変える方法」です。
心理療法の一つに、「認知行動療法」というのがあります。
認知行動療法は、文字通り、認知と行動をかえて、自分を変容させる方法です。
これを学ぶことで、自分を変えるヒントになります。
興味がありましたら、ぜひご参加ください。
■日時 2022年12月22日(木)20時~21時30分
■ZOOMによるオンラインイベント
■参加費無料
■申し込み Facebookイベント または ピーティックス
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