「スタンフォード式人生デザイン講座」をシンプルにまとめてみる

ブレインストーミング
Austin Distel

このブログでも、何回も紹介している「スタンフォード式 人生デザイン講座」。
この本の内容を、ざっくりとまとめてみたいと思う。

この本を紹介する意味もあるし、僕の頭の中を整理するうえでも、シンプルにしてしまったほうが良いと思うからだ。

この本に書かれている「人生をデザインする手順」は以下の通りだ。

1、現在地を知る
2、人生のコンパスを作る
3、熱中できる道を探す
4、3通りの人生プランを考える
5、プロトタイプを作る
6、失敗の免疫をつける
7、チームを作る

現在地を知る

いい人生をデザインするためには、いま自分がどこにいるのか、自分が抱えている問題はいったい何なのかを知ることから始める。

現在地点がわからなければ、どこから手を付けてればいいのかがわからないからだ。

人間の頭の中は、常に混とんとしている。
「自分が一体、何に不満を持っているのか」ということを、きちんとし整理して理解している人は少ない。

そこを明らかにしない限り、次にどこに足を踏む出せがいいのかはわからない。

また、問題を感じていることが、どうしても解決できない問題かもしれない。
本書では、どうしても解決できない問題を「重力問題」と呼んでいる。

人間は地球上で暮らす限りにおいては、重力がから逃れることはできない。
肩こりも腰痛も、重力が原因となる問題だからと言って、重力があることに対していつまでも悩んでいる人はいないだろう。

こういう問題については、受け入れるしかない。
受け入れて、別の解決策を探るしかない。

自分が抱えている問題について、きちんと理解をしておかなければ、人生をデザインすることはできない。

人生のコンパスを作る

あなたは、自分の人生観と仕事観を考えたことがあるだろうか?

どんな人生を過ごしたいと思ているのか、何のために生きていくのか。
そして、どんな仕事をしたいと思っているのか、何のために仕事をするのか。

その目指すところをはっきりとさせる必要がある。

そして、人生観と仕事観が一致するところに、自分が理想とする生き方がある。
そういう人生をデザインしなければいけない。

これは、航海をするときの北極星のようなもの。
ぶれないコンパスを持つこと。
このコンパスがなければ、すぐにぶれてしまって、道に迷うことになる。

熱中できる道を探す

自分が熱中している仕事であれば、仕事が苦にならない。
いやな仕事、エネルギーを吸い取られてしまうような仕事では、疲れ果ててしまって苦しい人生になってしまう。
逆に、エネルギーをもらえる、エネルギーがわいてくるような仕事であれば、人生はとてもハッピーになる。

生きていくためには、仕事はしなければいけないわけだから、仕事にエネルギーを吸い取られてしまうのか、あるいは仕事からエネルギーをもらえるのか、この違いはとても大きい。

現在の自分が、どのような活動をしているときに熱中するのか、あるいは、疲弊してしまうのか、その違いをよく観察することが大切なのだ。

そこから、自分が熱中できる道を探すことができる。

3通りの人生プランを考える

人はつい、最高のプランや正解のプランだけを考えようとするけれど、人生のプランは一つは限らない。

一つに限定しようとするから迷ってしまうし、もしその道で失敗したときには絶望してしまうかもしれない。
いくつも考えていけばとても楽しいし、失敗しても絶望することはない。

考えてみれば、人生なんて、100人の人がいれば100通りの人生があるわけで、はっきり言って無限の人生が存在しているといっていい。

どうして、自分の人生プランは一つだけと決めつけなければいけないのか?
それはとても変なことだと思う。

本書で勧めている3つのプランは以下の通り。

1)いまあなたが思い描いているプラン
2)第一のプランが突然ダメになった場合のプラン
3)お金や世間体を無視するとした場合の仕事や人生

僕自身は、ボーっとしている時に、2)や3)のプランを考えることがある。
これは結構楽しい。

人生の視野が広がる感じがするのだ。

プロトタイプを作る

プロトタイプというのは、試作品のことだ。
まずはやってみる、体験してみるためのもの。

人生においては、自分が思い描いている人生を少しだけ体験してみるということだ。

例えば、アルバイトをしみるとか、ボランティアで体験してみる、もし体験が難しければ、実際にそういう仕事をしている人の話を聞く、講演会に参加してみる、カバン持ちをしてみるなど、いろいろな方法が考えられる。

この時に、実施に自分がその仕事をしている、その人生を歩いているということを、ありありとイメージしてみることが大切だ。

頭で思い描いていただけはわからないことが、実際に体験してみることでわかることがある。
プロトタイピングによって、いろいろことがわかるし、疑問点や修正点が見つかるかもしれない。

もしかしたら、プランを最初から考え直さなければいけなくなるかもしれない。
しかし、この段階を経ることで、より、自分に合った人生デザインに近づけることができる。

失敗の免疫をつける

人生は死ぬまで続く。
失敗をしたからと言って、そこで終わるわけではない。

つまり、失敗の一つのプロセスに過ぎないということだ。

人生はプロセスである。
そのことを念頭においておけば、失敗を恐れる必要はなくなる。

失敗を恐れて行動に移せないようでは、自分が納得する人生をデザインすることはできない。

人生とは常に試行錯誤を繰り返していくことであって、それが死ぬまで終わることはない。
そういう風に理解しておけば、失敗は試行錯誤の過程でしかない。

もちろん、不運に見舞われることもあるだろうし、自分に非がなくても失敗することはあるだろう。
それでも、それを糧にできるようになれば、人生をいいものにすることはできる。

チームを作る

自分一人の力でできることは限られている。

ほかの誰かの視点、アイディア、人脈、マンパワー、そういうものを上手に利用して、助け合って生きていく。

そういうチームを作っていくことで、自分の理想とする人生デザインが完成に近づいていく。

チームと言っても特別な能力を持った人を集めなければいけないということではない。
自分の身近にいる、家族や友人も大切なチームの一員だし、趣味の仲間も、もちろん仕事仲間も、大切なチーム員だ。

情報も、仕事も、お金も、遊びも、愛情も、幸せも、すべて人が運んできてくれる。
自分の人生をデザインするうえで、良いチームに恵まれるということはとても大切なことなのだ。

まとめ

本書の内容をシンプルにまとめてみた。
これを読めば、いい人生をデザインする具体的な方法を知ることができる。

これは、よくある成功本とは一線を画している。

自分の人生の価値は、自分にしかわからない。
いわゆる成功することだけがいい人生ではない。

成功ではなくて、幸せになることを目指す本と言ってもいい。
自分だけの幸せな人生を作る方法論が書いてある本なのだ。

幸せな人生などという抽象的なものをデザインする方法論なのに、とても具体的な内容になっているので、とても分かりやすい。

自分の人生を納得できるものにしたい。
そうお考えの方は、ぜひ読んでみることをお勧めします。