好きこそものの上手なれ|第17回人生の学校を開催

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先日、2022年3月24日(木)に、第17回目の人生の学校を開催しました。
人生の学校は、良い人生を歩くためのヒントをお話しするオンラインイベントです。

今回のテーマは「好きこそものの上手なれ」ということで、好きなことをやったほうが人生がうまくいくのでは?というテーマでお話をさせていただきました。

好きこそものの上手なれ

好きなことをしている時というのは、そのことに没頭できますし、やりたくてうずうずするし、エネルギーが無限にわいてくる感覚を覚えます。

好きなことに没頭しているうちに、当然のことながら上達することが見込めますよね。
だって、楽しくて仕方がないんですから、当たり前のことだと思います。

少なくとも、嫌々やっている人よりは、上達することは間違いないでしょう。

この社会は競争社会だというなら(私はそうは思っていませんが)、好きなことをやっていたほうが勝てる確率は高くなると思います。

だったら、好きなことをやったほうが良いと思うのですが、いかがでしょうか?

「好きなことをやって生きていけるほど、世の中甘くない」という声が聞こえてきそうな気がしますが、「嫌いなことをやって生きていけるほど、世の中は甘くない」と私は思うのですが、いかがでしょうか?

「内発的動機付け」と「外発的動機付け」

人間が何か行動を起こすときの、そのきっかけを「動機付け」と言いますが、動機付けには大きく分けで「内発的動機付け」と「外発的動機付け」があります。

内発的動機付けとは、「好き」「興味がある」「チャレンジしてみたい」「憧れる」など、心の内側から湧いてくる動機のことを言います。
内側から湧いてくるの動機なので、エネルギーがどんどん湧いてきて、自然に行動に移すことができます。

私は今、バイクに乗るのが趣味なので、天気の良い日などはバイクに乗りたくて仕方がありませんし、YouTubeでバイクの動画ばかりを見てしまいます。
バイク関連の情報はいくらでも収集したくなってしまいます。
これが内発的動機付けです。

これに対して、外発的動機付けとは、「報酬」「称賛」「名誉」など、外側か与えられるものによって動機付けられることを言います。

みんなから凄いと言われたい、自慢したい。
沢山の報酬を得られる仕事に就きたい。
安定した収入が欲しい。

そういう思いがきっかけとなって行動を起こす場合を指します。

精神的豊かさと物質的豊かさ

内発的動機付けによって行動を起こしたり、人生を設計すると、精神的な豊かさを得ることができます。
もっとストレートに言うと、幸せになれます。
自分の内発的な欲求を満足させるわけですから、他人の目を気にする必要もないですしね。

ところが、報酬というのは外発的なものですので、内発的動機付けと報酬は相性が悪いのです。
しかし、人間は報酬を得なければ生きて行くことができません。
この折り合いをつけることが難しいのが、内発的動機付けに従って生きる、ということなのです。

それをもってして、「好きなことでは生きていけない」と言われてしまうわけです。

一方で、外発的動機付けに従って生きると何が起こるかと言うと、自分の心を抑圧して、周囲の要求や価値観に合わせて生きて行くということになり、心の満足、すなわち幸せを得ることができなくなってしまいます。
高い報酬を得たり、周囲が羨むような生活が手に入るかもしれませんが、満足感を得られないということが起こる可能性があり、酷い時には精神疾患を患うよなことすらあります。

心を抑圧するのではなくて、心の満足を同時に満たすようなことを考えて行かなければいけないのです。

バランスの問題

基本的には、好きなことをやったほうが幸せになれます。
ただし、収入は得なければいけない。

「収入を得ること」と「好きなことをやる」という問題を、どのようにバランスを取って実現していくか、を考えることが必要です。

そのための方法はいくらでもあります。
もちろん、自分に合った方法を考え出して、人生の戦略としていく必要があります。

内発的動機付けをベースとして、収入を得ながら楽しく生きて行く方法を編み出す。
これが、幸せな人生を歩くための人生戦略となります。

とまあ、以上のようなお話をさせていただきました。

次回のお知らせ

次回、第18回人生の学校は、名著「嫌われる勇気」をもとにアドラー心理学についてお話をしたいと思います。

アルフレッド・アドラーは、あのフロイトと同時代を生きた精神科医で、フロイトとは親交がありました。
しかし、フロイトとはその理論が異なります。
現代の心理学は、フロイトの精神分析学をベースにしているところがありますので、フロイトの理論に慣れ親しんでいる現代人には、アドラーの考え方はとても斬新に思えます。

どちらが正しいか、ということではなく、「なるほど、こういう考え方もあるのか。」という感想を持ってもらえれば、自分の考え方の柔軟性が増すと思います。
興味がありましたら、ぜひご参加ください。

■日時 2022年4月21日(木)20時~21時30分
■ZOOMによるオンラインイベント
■参加費無料
■申し込み お申し込みはFacebookイベントページ または ピーティックスから

第18回人生の学校 「嫌われる勇気」からアドラー心理学を考える
渕脇 毅さんが木曜日, 4月 21 2022に開催するイベント
第18回人生の学校  「嫌われる勇気」からアドラー心理学を考える
■名著「嫌われる勇気」アドラー心理学を一躍有名にした名著「嫌われる勇気」。アドラー心理学は、自己啓発の源流と言われていますが、果たしてその内容はどんなものなのでしょうか。公認心理師... powered by Peatix : More than a ticket.

 

 

 

 

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