人生はご縁でできている-運を味方につける方法|第16回人生の学校

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先日、2022年2月24日に、第16回目の「人生の学校」を開催しました。
「人生の学校」は、「人生とはどういうもので、どのように生きて行けばよい人生を歩けるのか」「自分にとって良い人生とはどんなものなのか」を考えるうえで、知っておきたいいろいろな話題を提供する、オンラインイベントです。

第16回目のテーマは「ご縁」あるいは「運」というもの。
人生は「ご縁」や「運」によって大きく左右されるものです。
にもかかわらず、ご縁や運は自分ではコントロールできないものですよね。

自分ではコントロールできないものであるこれらの問題について、どのように考え、どのように受け止めて行けばいいのか。
良い人生を送るために、「ご縁」や「運」を利用するにはどうすればいいのか。
そういう話題についてお話をさせていただきました。

お話しした内容について、簡単にまとめてみたいと思います。

ご縁を意識することのメリット

このテーマを選んだ理由は、人生には「ご縁」とか「運」が大きく左右する、ということを知っておくだけで、生きるのが楽になるからです。
「ご縁」や「運」といったものは自分ではコントロールできないものなので、自分よりも上手くいっている(ように見える)人と自分を比べて、劣等感などを感じる必要がなくなります。
あの人はご縁に恵まれただけで、自分との能力差はそんなに大きくない、と思うことができるからです。

その他、自分ではコントロールできないものが、人生に大きな影響を与えることを知っておくだけで、気が楽になる場面は多いのです。

  • 他人と比較しなくなる。競わなくなる。
  • 「人事を尽くして天命を待つ」という心境になれる
  • 完璧を目指すのではなく確率を上げることを考える
  • 失敗を恐れることがなくなる→「ご縁が無かっただけ」と受け入れる
  • 「ご縁」はコントロールできないので受け入れるしかない
  • 諦める、受け入れる、楽観的に構えることができるようになる
  • うまくいかなくても「まだご縁がないだけ」と考えられる
  • うまくいったら「ご縁」に感謝できる→幸運を意識できる

人生のスタートラインは平等ではない

私たちは、なんとなく「人生のスタートラインは横一線で、平等である」と思いがちですが、そんなことはありません。
生まれ育った背景も、持って生まれた才能も、顔かたちも体型も、すべて違うのが当たり前です。

どんな親の元に生まれたかで人生が大きく影響を受けてしまうことを、最近では親ガチャというそうですが、これこそが「ご縁」とか「運」というものではないでしょうか。

みんなスタートラインが違うのに、スタートラインが同じであるという前提で競争させられるのは、おかしな話だと思いませんか?

社会とは弱肉強食の競争社会ではなくて、「違う能力を持った人たちが協力し合って助け合って生きていくもの」という認識を持つべきだと思うのですが、いかがでしょうか?

スタートラインが違うのですから、競い合う意味はありません。

配られたカードで勝負する

自分がどんな能力を持っているのかを考え、それをどう使うかが大切なのであって、自分が持っていない能力を他人が持っていることをうらやんでも、幸せな人生を歩くことはできません。

しかし、多くの人は「自分が持ってないもの」が気になります。
「自分にもあれがあればうまくいくのに・・」と、自分がうまくいかな理由をそのせいにしてしまうのです。

しかし、人生がうまくいく人は、「自分が持っているカードをいかに使うか」ということを考えています。
自分にできることは何か。
自分が得意なことは何か。
それをどう使えばいいのか。

そのことを考えられる人が、良い人生を歩けるようになるのです。

良いご縁を得る確率を上げる方法

良い人生を歩くためには、よい「ご縁」に恵まれることが大切です。
確実に良いご縁を得る方法はありませんが、良いご縁に恵まれる「確率」を上げていくことはできるはずです。

これは、「確率」の話です。
確率を上げる、と考えると、できることが明確になっていきます。

私が考える、良いご縁を引き寄せる確率を上げる方法は、以下の四つです。

1.自分の実力を上げておく
2.ご縁を求めていることを公言する
3.自分からご縁を作り出す
4.ご縁ができるまで続ける

計画的偶発性理論

最後に、「計画的偶発性理論」についてお話をしました。
これは、心理学者のジョン・D・クランボルツ(スタンフォード大学名誉教授)が提唱するキャリア理論です。
成功者の約八割は、予期せぬ偶然がキャリアに大きな影響を与えた(つまり、成功のきっかけをつかんだ)と思っているという調査結果から導き出された理論です。

すなわち、偶然(偶発性)を計画的に引き起こすための理論、ということです。
これは、私が先に述べた、計画的に偶発性の確立を上げていく、という考え方です。

この理論の骨子は以下の三つです。

1.予期せぬ出来事(偶然)がキャリアを左右する
2.偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる
3.何か起きるのを待つのではなく、意図的に行動することでチャンスが増える

クランボルツ教授が提唱する、計画的に偶発性を引き寄せるために必要な行動指針は以下の五つです。

好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続ける
持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力する
楽観性(Optimism):何事もポジティブに考える
柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる
冒険心(Risk Taking):結果がわからなくても挑戦する

この五つを意識することで、「良いご縁」を「幸運」を引き寄せることができるようになるかもしれません。

まとめ

人生には「ご縁」とか「運」が大きく左右します。
自分ではコントロールできないからこそ、自分の責任ではない、とも言えるかもしれません。

しかし、一方で「運も実力のうち」という言葉あります。
実力者は「幸運を引き寄せる」確率が高いのです。

この記事をお読みの方が、幸運を手にされることをお祈り申し上げます。

次回の予定

第17回目の「人生の学校」のお知らせです。

次回のテーマは「好きこそものの上手なれ」です。
好きなことをやっているとやがて上達する、ということなのですが、一方で、「好きなことで飯が食えるほど世の中は甘くない」とか、「嫌なこともできるようになるのが大人になるということだ」という論調もありますよね。

この「好きなことをやる」ということについて考えてみたいと思います。

■日時 2022年3月24日(木)20時~21時30分
■ZOOMによるオンラインイベント
■参加費 無料
■お申込み Facebookイベントページかピーティックスよりお申し込みください。

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第17回人生の学校  好きこそものの上手なれ|内発的動機付けについて考える
■好きこそものの上手なれ「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。好きなことをやると上手くなる、ということです。果たして、良い人生を歩くためには、好きなことをやったほうが良い... powered by Peatix : More than a ticket.

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