なされるべきことを考える:ドラッカー「経営者の条件」

経営者の条件 読書
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今日も自分のために覚書的なブログ。
今、ドラッカーの「経営者の条件」を読み直している。

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ドラッカーの言葉が切れ味が鋭すぎて痛い(笑)
しかもまだ、序章に過ぎない。

ドラッカーは、成功するリーダーが習慣化している八つの習慣を挙げている。

(1)なされるべきことを考える
(2)組織のことを考える
(3)アクションプランをつくる
(4)意思決定を行う
(5)コミュニケーションを行う
(6)機会に焦点を合わせる(機会→チャンス?)
(7)会議の生産性をあげる
(8)「私は」でなく「われわれは」を考える

なされるべきことを考える

第一に身に付けるべき習慣は、なされるべきことを考えることである。何をしたいかではないことに留意してほしい。なされるべきことを考えることが成功の秘訣である。これを考えないならばいかに有能であろうとも成果をあげることはできない。
私はつい、「したいこと」に意識が行ってしまう。
「したいこと」と「なされるべきこと」が同じなら、そんなに素晴らしいことはないのだろうけれども、必ずしもそうとは限らない。
そして、「なされるべきこと」がなされなければ成功するはずがない。
これは至極当たり前のことなのだけれど、言われないと意識できないことなのかもしれない。
少なくとも、私にはできていない。
これを常に意識しておく必要があると思った。
私は「好奇心が旺盛である」と自覚している。
次から次へと、やりたいことや興味が湧いてくる。
そして、それらを片っ端からかじっていく。
そうすることによって知識は増えるだけれど、成果は出ない。
ただの器用貧乏となってしまう。
今でもそこから抜け出すことができないでいる。
もちろん、興味があることを追求していくことは大切だし、個人的に幸せであるならそれでも良いのかもしれない。
しかし、組織のリーダーとなると、それではだめなのだ。
リーダーが、興味の向くままに動いていたのでは、組織を成功に導くことはできないだろう。
現に、私は成功しているとは言えない。
私に大いにかけているのは、この最初の習慣なのだろう。
これでは成功などできるはずがない。

個人の幸せと組織の成功は分けて考える必要がある

個人の幸せを追求するなら、自分がやりたいことをやるのが良いと思う。
もちろん、生活できるだけの何らかの収入源があるという前提だけれど。

しかしこれは個人の話。
プライベートの話。

本書は「経営者の条件」というタイトルなので、経営者としては、このような姿勢ではだめだよと、ドラッカーは言ってる。

組織のことを考える

そして、二番目の習慣に「組織のことを考える」とある。
起業であれば沢山のステークスホルダーがいるけれど、そうではなくて、組織にとって必要なこと、やるべきことをやるということを意識すること。

個人のためではなく、組織のため。
株主や従業員や役員のためではなく、組織のため。

そういう視点を常に持っていることが求められているのだ。

当たり前のことをズバッということは重要

言われてみれば当たり前のことなのだけれど、こういう当たり前のことを忘れてしまっていることは多い。
それを、敢えてズバッと指摘するということはとても大切なことなのだということに気づかされる。

当たり前のことが当たり前のように出来ている、ということが、実はとても大切なことである。ということを、改めて思い知らされた。

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