【読書】〔エッセンシャル版〕行動経済学

貯金箱とおカネ 顧客心理
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今日、すべての人は何らかの経済的な活動を行っている。
経済活動と無縁の人はいないだろう。
経済活動は、現代社会においては、人間の基本的な行動であると言ってもいい。
人間の行動を決定するのは、その人の心理である。
人間の行動は何らかの心理的な裏付けがあると僕は考えている。
ということは、経済活動もまた、心理的な根拠に基づいて行われるはずだ、というのが僕の考え方だ。
人間は、金勘定だけで動いているわけではない。
金銭的に最も合理的な行動をとるわけではないことは、誰でも理解できるだろう。
人が何らかの経済活動を行う時に、どのように考え、どのように行動を決定るするのか。
その心理を知っておくことは、ビジネスを行う上では重要な知識となるはずだ。
経済活動を行う際に、人間がどのような行動をとるのかを研究する学問が「行動経済学」である。
これを学ぶこと、人は必ずしも、経済的に合理的な行動をとるとは限らないということがよくわかる。
行動経済学を学ぶための入門的な本を読んだ。
それが、オーストラリアの行動経済学者、ミシェル・バデリー著「〔エッセンシャル版〕行動経済学」だ。
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伝統的な経済学との違い

伝統的な経済学において、人間は数的計算を完璧にこなす生き物と見なされる。自分にとっての金銭的コストや利益を、何ポンド何ペンス、何ドル何セントといった具合に難なく正確に足し合わせ、他の人々が何をしているかは一切に気にしない、そんな人間像が想定されている。
〈中略〉
伝統的な経済学者が合理的な限界を認めようしないのに対し、行動経済学者は人間をとことん合理的な生き物とは考えない。
伝統的な経済学においては、人間は合理的な判断をするものであるという前提で話が進んでる。
しかし、行動経済学においては、人間は合理的な判断ができないという前提であるという。
なぜ、合理的な判断ができないのかと言えば、認知能力に限界があるからであると述べている。
人間は、すべての情報を把握することはできないし、もちろん、すべての情報を精査するだけの計算能力もない。
さらには、日常生活において、時間的な制約もある。
そのような制約の中で、目の前の経済的な決定を行っているのである。
不足する情報、不足する時間、わからないことが多い中で時間的な制約を受けている。
そのような時に、何を根拠に決定するのか。
それを知るのが行動経済学だというわけだ。

行動経済学の主要なテーマを知ることができる

この本を読むことで、行動経済学が取り上げてきた主要なテーマについて知ることができる。
そして、それを知ることによって、人間の経済的な行動を知ることができる。
それは、ビジネスを行うすべての人が知っていても良い問題を多く含んでいる。
私たちがどのような場合に、合理的判断を誤るのか。
その癖を知っておくことは、今後、経済活動を行う上で、有益な情報となるはずだ。

まとめ

人間の心理が合理的ではないことを知っておくことは、今後の経済的な行動を決定する際に、役に立つ情報だと思う。
特に、ビジネスを行う人にとっては、知っておきたい情報もたくさんあるし、自分が消費者としてお金を使う際にも知っておけば、自分が非合理的な判断をしてしまうことを防ぐことができるかもしれない。
いずれにしても、現代人は経済活動から逃れることはできないのであるから、行動経済学を学ぶことは、とても大切なことだと思う。

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