コロナストレスをどうやって解消するか

考える女性 ストレスマネジメント
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考える女性

新型コロナウィルスの感染対策として、人にと接触する機会を8割減らせと言われている。
そういう状況の中で、ストレスを溜めている人たちが相当数いるんだろうと思う。

そういう人たちのストレスをどうやって解消させればいいのか。
これは結構大きな問題だと考えるようになった。

高齢者のストレスは大きい

昨日聞いた話だと、お年寄りは本当にストレスをめている人が多いようだ。
高齢者ほど危険だと言われ、感染させないようにと別居している子供や孫なども会いに来なくなる。
外出を制限され、友人たちとも会わなくなる。
朝から晩までテレビを見ていると、コロナの話ばかりで恐怖も感じるし気が滅入っていくる。
外に出ないから、身体が衰えていく。

こんな状態で、健康な精神と肉体を保てるはずがない。

家にこもっていると、コロナには感染しないかもしれないが、別の病気になってしまいそうだ。
また、持病を持っている人などは、悪化することもあるだろう。

個人事業主や中小企業も大変

僕も小規模事業者の一人で、当事者なんだけれども、経営者も大変な苦労をされていると思う。
店を閉めてしまえば自分の収入が絶たれてしまう。家族を路頭に迷わせることになる。
さらに、従業員も収入が絶たれてしまうし、従業員の家族にも迷惑をかけてしまう。
もちろん、お客様にも迷惑をかけてしまう。

休業しても、果たして1か月後に再開できるかどうかもわからない。
いつまで休業すればいいのか先が見えない。
休業している間の固定費が払えない。
再開してもお役様が戻ってきてくれるかもわからない。

だからと言って、強引に営業を続けていけば、感染を広げてしまうかもしれない。
強引に営業を続けることで、店の評判を下げてしまうかもしれない。

どちらにしても店を続けていくのは難しいから、いっそのこと廃業してしまおうか。

そんなことを考えているかもしれない。

通勤せざるを得ない人たち

業種によっては、会社を休みにできない、仕事を継続するしかないという人も多いだろう。
あるいは、会社が在宅勤務を認めてくれない。
理不尽に通勤を強要されている、という人も少なくない。
こういう方々の会社に対する不信感は大きい。

一方で、仕事の内容によっては、どうしても休めたい人たちもいる。

このような非常時に、生活インフラを守る人たち。
電気、ガス、水道や、スーパーマーケット、コンビニなどの生活必需品を扱う店舗や物資を運んでいる運送業や、公共交通機関に勤める方々などは、休むことはできない。
自分が感染するリスクがあることは承知のうえで仕事を続けている。

当然のことながら、コロナと戦う最前線にいる医療関係者の苦労は相当なものだろう。
自分が感染するリスクが高いことは承知しているだろうし、中には、家族に感染させるリスクがあると判断して、別居することになったという話も聞く。

こういう方々のストレスは相当なものだと察する。

家にこもる人たち

我が家もそうだけど、小さな子供たちを抱えている人たちも、ストレスを相当ためているはず。
学校が一斉に休校になていることから、朝から晩まで子どもたちの相手を強いられる。
勉強の面倒も見なければいけない。
遊びの相手もしなければいけない。
一日三食、食事の用意をしなければいけない。
今までの生活のリズムと違いすぎて、疲れを溜めている人も多いだろう。

また、慣れない在宅勤務が始まったことによって、ペースがつかめずにいる人も多いだろう。
家族と長い時間過ごすことによって、家庭内の問題が浮き彫りになってきている人もいる。

コロナストレスに対抗する方法

このように、新型コロナウィルスは人々のストレスも増大させている。
では、このような時にどうすればいいのだろうか。
僕からの提案はいかのとおり。

  • 事実を客観的に把握する
  • 事実と解釈を分けて考える
  • 自分が出来ることは何か考える
  • 自分ができることを実行する
  • コロナのことを考えない時間を作る
  • 人に会わずに人と話をする方法を考える

事実を客観的に把握する

実は、現時点において、コロナウィルスよりもインフルエンザウィルスのほうが被害が大きいということをご存じだろうか。
インフルエンザウィルスでは、毎年3000人前後、多い年では10,000人近くの人が亡くなっている。
しかも、インフルエンザが流行する冬の時期に集中している。

例えば、2019年の1月の場合、一か月の間にインフルエンザで亡くなった方は1685人というデータがある。
これは、一日54人の方が毎日亡くなっていた、ということになる。
(参照元:https://president.jp/articles/-/33053?page=2

もちろん、新型コロナウィルスがこの先どのくらい爆発的に感染を広げるかわからない。
我々が恐れているのは、この「わからない」という部分であって、死者数で単純に比較すれば、あくまでも現時点における状況では、インフルエンザのほうがはるかに「怖い」はずなのだ。

もし、2019年の1月に、逐一ニュースで「今日は何名の方がインフルエンザに新たに感染し、何名の方が亡くなりました。」とやっていたらどうだろうか。
おそらく、かなりの恐怖を感じたのではないかと思う。
しかし、そんな報道はなされなかったし、緊急事態宣言も出なかったのだ。

さらに、国別にみて、人口100万人当たりの新型コロナウィルスの患者数を比較すると、イタリア2305人、ドイツ1291人、アメリカ1305人に対して、日本は33人と圧倒的に少ない状況にある。(4月9日時点)
(参照元:https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/index.html

まずは、こういう客観的なデータをつかんでおくことが必要なのだ。

さらに、致死率が高いとされているが、果たしてどの程度の致死率なのかは詳しいことはよくわかっていないということも知っておく必要がある。
軽症者や無症状者は、そもそも自分がコロナに感染しているということに気がつかない人もいる。
こういう人もカウントしなければ、実際の致死率はわからない。

また、国別にみても、致死率が高い国と低い国があり、ばらつきが存在している。
この要因ははっきりしないが、医療崩壊が大きくかかわっているのではないか、という見方が出ている。
すなわち、適切な治療が施されれば、助けられる命は沢山あり、致死率を下げることができるという可能性はある。

さらに、コロナウィルスに感染する感染経路や、どのような状況が危ないのか、何をすれば感染するリスクを減らすことが出来るのか、そういうことをきちんと把握すことが大切なのだ。

不安というのは、情報が少ない場合や、あいまいな場合に起こりやすい。
それは、政府がどのような補償や対策を考えているか、ということについても、客観的事実を知っておくということについても同じだ。

こういう情報をきちんと集めることで、不安を軽減させることはできる。

とにかく、パニックになってはいけない。
冷静に対処することが必要なのだ。

事実と解釈を分けて考える

人間は、事実と解釈をセットにして同時に受け取ってしまう癖がある。
そこを意識的に分けて考えることが必要なのだ。

事実は事実として、きちんと意識する。
それに対する解釈や、自分の感情は、きちんと分けて意識的に理解することが必要なのだ。

これをやることによって、パニックにならずに冷静に対処できるようになる。

自分に出来ることを考える

人はつい、出来ないことに意識を向けてしまう癖がある。
外出ができない、人と会えない、あれも出来ない、これも出来ない。
出来ないことばかりを考えていると、ストレスが溜まってくる。

自分に出来ることを考えて、そこに意識を持っていくことによって、将来に対して希望が持てるようになってくる。

あなたに出来ることは何だろう。
この状況でも、出来ることは沢山あるはずだ。

出来ることを実行する

出来ることが見つかったら、行動に移すことが大切だ。
行動することによって、人は、「いま、ここ」に集中する。

不安というのは「ネガティブな予測」にかならない。
予測というのは未来の話だ。
「ネガティブな予測」から離れるには、「今」に集中することが一番よい。

すなわち、行動することが、不安から離れることになるのだ。

コロナを考えない時間を作る

あえてコロナのことを考えない時間を作ることが必要だ。
これによって、ストレスを軽減させることが出来る。

何か楽しいことを考えよう。
映画を見てもいい。本を読んでもいい。いい音楽を聴いてもいい。美味しいものを食べてもいい。

そういう時間を意識的に作るのだ。

人に会わずに話をする

会うことによって感染が広がるなら、会わなければいい。
でも、会わなくても話をすることはできる。

ネットを使えば、顔を見ながら話をすることはできるし、ネットが使えなくても電話ならできるはずだ。

一人で悶々としていても解決できない場合は、誰かと話をすることをお勧めする。

家族でも、親しい友人でもいい。
また、僕のようなカウンセラーでもいいと思う。

とにかく、一人で悩んでいると考えが煮詰まってしまうことが多い。
これは避けたほうがいい。

コロナストレス・カウンセリングを始めます

今は、多くの人がストレスを抱えている状態だし、この状況が長引けは、メンタルを壊す人も出てくるだろう。
そうなる前に、僕に出来ることはないか、と考え、オンラインカウンセリングを開始することにした。

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まとめ

コロナとの戦いは長期戦になる。
なぜなら、これだけ世界に拡散されたコロナウィルスを、完全に地上から消し去ることは出来ないからだ。
いずれ、インフルエンザウィルスと同じように、共存できるような状態を目指すことになるだろう。

この問題でメンタルを病んでしまうのは避けなければならない。
長期戦に備えるための心構えを作っておくことが大切なのだ。

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