軸足を定める-経営心理学を研究する

足 水際 働き方・キャリア
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今日の記事は僕の独り言。

「軸足を置く」っていう言葉はあるけど、「軸足を定める」とはあんまり言わない。
でも、軸足を置くにしても、どこに置くかが決まっていなければ、そもそも軸がなくなってしまう。

僕はこれまで、軸足が定まらずふらふらしていて、傍から見ればどこに軸があるのかわかりにくいし、自分の中でも、軸が決まらないので行動が散漫になっていることは否めなかった。

でも、コロナ禍において、自分の向き合う時間がたっぷりとできたことで、自分が軸を置く場所がようやく決めることができた。

こういうのは、決めないとダメなんだと思う。
一度決めて、まずはそこでふんばる。
そして、結果を出す。

結果が出てしまえば、横に広げていく事は可能なんだ。
最初から、広い範囲をカバーしようとしても、それはうまくいかないということなんだ。

「健康」では広すぎる

僕は、20年前に整体師に転向しようとしてからずっと、「健康」をテーマにしてきた。
ところが「健康」はテーマとしては広すぎて、軸が決まらない。

そもそも最初から、軸がふらふらしていた。
もともとは、「癒し」から入るつもりだった。
疲れた人を癒すために、整体の技術を身につけようと思った。
だけど、その一方で、スポーツトレーナーにも興味があった。

この時点から、すでに軸が定まっていない(笑)

整体を学んでいくうちに、治療に興味を持つようになった。
それで、スポーツクラブに付属している治療院で修行をすることにした。

治療は確かに面白かったけれど、そもそも、壊れてからではなくて壊れるのを防ぐことがやりたいと思い、整体院を開業することになった。

予防のためには、食事や運動、ダイエットなども大切だと思い、栄養学などを学んだ。

そのうちに、自分がうつ病を経験していたこともあって、心理が大切だと思うようになった。
そして、心理カウンセラーになった。

かつての自分のように、アダルトチルドレンたちが気になるようになり、心が傷ついている人たちのサポートをしたいと思うようになった。

興味が発散して、やりたいことが増えていった。
守備範囲が広すぎて、いったいどこに軸足を置けばいいのかがわからなくなった。
わからないままに、ブログやYouTubeにも手を出して、ますます訳が分からなくなった。

とにかく「健康」というくくりは広すぎて、軸が定まらない。
いったい自分が何者なのかを定義でいないし、説明できない。

このままでは、ただの器用貧乏で終わってしまう。
セルフブランディングが出来ていない。
それが、僕の悩みだった。

幸せな社会を作りたい

なぜ「健康」なのか。
と問われれば、それは「幸せ」になるための必要条件だと思うから。
特に「心の健康」は幸せには必須だと思う。

健全な精神を育むのは「教育」だと思うから、「学校教育」や「子育て」などにも、ものすごく興味がある。

それから、人々を苦しめているのは、資本主義社会だとも思う。
必要以上の富や、儲けを得ようとするがために、人々はギリギリまで頑張ることを求められる。
時には「限界を突破せよ!」とハッパをかけられ、まじめな人ほど限界を超えて無理をして、心身ともに病んでしまう。

そもそも、私たちは何のために金を稼ぐのか。
冨を得ようとするのか。
それは、幸せになるためなのではないか。

つまり、幸せになるのが目的で、金を稼ぐのは手段のはずだ。
にもかかわらず、いつの間にか手段が目的化して、本来の目的がないがしろにされてしまう。
そういう問題点が、資本主義社会にはあると、僕は考えている。

みんなが幸せになれる社会を作るには、この手段の目的化を改めていかなければいけないと思う。
おそらくそこが、最大の問題点なのだと気がついた。

ここが改められれば、自然と教育は変わっていくだろう。
なぜなら、教育は社会が要請する人材を社会に供給しようとするからだ。
社会が要請する人材になりたいと思う人増えるのであるから、教育はその要請に応えざるを得ない。

心理学を用いて経営者をサポートする

人間の活動は、すべて心理的な動機によって行われる。
経済活動もまたしかりだ。

どこにどれだけお金を使うか。
それは、合理性だけは決定されずに、情緒的、感情的に決定される。
人間の心理を学ぶことは、経済活動においてとても重要なことなのだ。

経済活動をけん引しているのは、経営者だ。
経営者が心理を学ぶことは、とても大切なことなのだ。

僕は、スポーツトレーナーでもあり、整体師でもあるけれど、やはり一番の軸足は心理カウンセラーだと思う。
そして、その知識と経験を活かして、経営者のサポートを行いたいと思いついた。

経営者自身の悩み。
従業員の悩み。
人々が働く動機、心理状態が人々に与える影響、勝てるチームビルディング、従業員を幸せにする方法。
また、顧客が商品を買う時の心理などを学ぶことで、経営を軌道に乗せていく。
そのお手伝いをしたい。

経営者自身が幸せになる。
従業員が幸せになる。
顧客が幸せになる。
そういう会社を増やしていく事で、社会全体が幸せになる。

それが、この社会を幸せな社会にしていくために、一番の近道であることだと、改めて再認識した。
そこに、僕の軸足を置こうと決めた。

教育や子育ては、社員教育の場で実践できる。
本物の教育や子育てについては、その専門家に任せればよい。

僕の軸足は、みんなが幸せになれる会社経営を考えている経営者を増やすことに置く。
そう決めた。

経営心理学と呼ぶことにする

経営に関する心理的な側面を考える分野を「経営心理学」と呼ぶことにする。
先日、この言葉が突然、天から降りてきた(笑)
(すでにこの言葉は存在していたけれど)

経営心理学は、僕の定義では、

  1. 経営者の心理
  2. 従業員の心理
  3. 顧客の心理

を総合的に扱う。

経営者の心理的なストレスや悩み事はもちろん、人材育成やチームビルディング、行動経済学をはじめとするマーケティングまで、広い分野をカバーしている。

これから、この分野の研究を始める。
すでに、僕が知っている知識もたくさんあるので、それを体系づけていく。
そして、その知識を、悩める経営者のために使えるようにしていく。

そういうアイディアが降りてきたので、そこに軸を置くことにした。

まとめ

「健康」や「幸せ」という、広すぎるものを追い求めているために、興味を持つ範囲がとんでもなく広くなってしまって、どこに軸足を置くべきかずっと悩んでいた。

こういう広い分野を追求していくためには、どこか特定の切り口に限定して、そこから切り込んでいったほうが良いのはわかっていたのだけれど、それを限定できずにいた。

コロナ禍において、時間的な余裕ができたことで、じっくりと自分と向き合うことができた。
それによって、軸足を置く場所を決めることができたように思う。

今後は「経営心理学」でやっていきたい。

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