これまでの日本の風潮だと、仕事において量をこなすことが評価されていた。
沢山仕事を抱えて、長時間労働をしている人の評価が高かった。
身体を壊すまで働いて、あいつは頑張ったと。
でも、これがスポーツ選手だったら果たして評価されただろうか?
人一倍練習して、その結果故障してしまった。
そういう選手が評価されるだろうか?
もちろん、練習が足りなくて結果を出せないのでは意味が無い。
しかし、練習しすぎて故障してしまったり、選手生命が短くなったのでは意味がない。
仕事についても同じことが言えないだろうか?
確かに量が大事な時もあるだろう。
しかし、それで病気になってしまったのでは、元も子もないではないか。
仕事量の調節は、マネジメントの仕事だ。
だが、個人が仕事量が多すぎるということをアピールしなければ自分を守れない。
スポーツ選手だって、身体に感じた違和感や痛みを黙っていたのではコーチや監督は知る由もない。
自分のことは自分で守る。
これは鉄則だ。
だから、お願いだから無理はしないでほしい。
誰かが犠牲になるようなことだけはしないでほしい。
みんなが助け合って、みんなで幸せになるような、そういう仕事の仕方をしてほしい。
そのためには、仕事は量ではなくて質が大切なんだという意識を持ってほしい。
質を上げるためには、体調がよくないとだめだし、新しい知識や手法を吸収する時間も必要。
長時間労働ではそれは実現できない。
マネジメントも含めて、そういう空気を作って欲しい。
お願いだから、自分を犠牲にしないでほしいですね。
自己犠牲からは何も生まれないよ。
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