今日のブログは、本の紹介です。
今年の僕の目標は、たくさんの人を幸せにすること。
今日紹介する本は、ポジティブ心理学の研究結果から、心理実験などを通じて科学的に裏付けられた「幸せになる方法」を紹介したものです。
著者は、米国カルフォルニア大学の心理学教授である、ソニア・リュボミアスキー氏。
彼女は、ポジティブ心理学について教鞭をとっています。
ポジティブ心理学に基づく科学的裏付けのある方法
従来の臨床心理学が精神的にマイナスの状態にある人(病んでいる人)が通常の状態(ゼロの状態)に戻るための方法を求めてきたのに対し、ポジティブ心理学は、通常の状態からより良い状態へ向かうための方法を追求するものとして発達したものです。
より良い精神状態を保つためにどうすればよいのかを、様々な心理実験を通して、効果が得られたものを集約しているのが、この本の特徴になります。
もちろん、科学的裏付けがあるからと言って、その方法がすべて、自分に向いているとは限りません。
統計的に有意であるからといって、その方法が個人に当てはまるかどうかというのは、また別の問題だからです。どの様な結果が得られるかは、個人の特性によるところが大きいのです。
しかしながら、統計的に有意な結果が得られるという確認が取れている、という事実は、その方法に効果がある事が認められたということですので、試してみる価値は十分にあるでしょう。
幸せがずっと続く12の行動習慣
さて、この本の主題になっている「12の行動習慣」は以下の通りです。
- 感謝の気持ちを表す
- 楽観的になる
- 考えすぎない、他人と比較しない
- 親切にする
- 人間関係を育てる
- ストレスや悩みへの対抗策を練る
- 人を許す
- 熱中できる活動を増やす
- 人生の喜びを深く味わう
- 目標達成に全力を尽くす
- 内面的なものを大切にする
- 身体を大切にするー瞑想と運動
以上の12の行動習慣について、それぞれ具体的に言及しているので、自分の生活の中に取り込んで実践するのも難しくないでしょう。
もちろん、これを全部、一度にやるのは難しいと思いますので、できる事から取り入れていけばいいと思います。
僕自身の、整体師及び心理カウンセラーとしての経験と照らし合わせても納得のいく事ばかりで、僕が普段から考えていたことが、科学的に裏付けが取れるということが解ったのは、とても大きな収穫でした。
幸せは手の届くところにある
この本を読むと、「幸せ」というのは、どこか遠いところにあって、ものすごい努力をしなければ手に入れられないものではなくて、常に目の前にあるものであることが解ります。
この12の行動は、お金もかからないし、労力もさほどかかりません。
誰でも取り組むことができるものになっています。
しかし、続けていくには、それなりの意識の変容が必要になるかもしれません。
言い換えれば、幸せというのは誰にでもすぐに手に入れることができるし、それを維持するには、それなりの意思が必要になるということかもしれませんね。
人生の学校で紹介します
本書の内容については、私のオンラインイベント「第3回人生の学校」で紹介しようと思っています。
もちろん、私の考えも加味しながら、私なりのアレンジは加えていくつもりですけれど。
「第3回人生の学校」は、以下の日程で行います。
「幸せになりたい!」とお考えの方は、ぜひ、ご参加ください!
■日時 1月18日(月)20時~21時30分
■テーマ「幸せってなんだっけ?」
■ZOOMによるオンラインセッション
■参加費 無料
■お申込み ピーティックス
まとめ
幸せって、特別なことではなくて、目の前に転がっているものだと思います。
それに気がつくかどうか。
そこが問題だと思います。
どうしたらその幸せに気づくことができるか。
その方法を書いた本が、本書ということになります。
幸せになりたいという方は、ぜひ、読んでみてください!
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