世の中には「正解が無い問題」は沢山あります。
人生も、その「正解がない問題」のうちのひとつですよね。
ところが、人生の岐路に立った時に、「どうするのが正解なんだろう」と思ったことはないですか?
そして、正解を探そうと躍起になって、本を読んだりネットで調べたりYouTubeを見たりしたことがあると思います。
しかし、いくら探しても自分のことはどこにも書いていないです。
それは、万人に共通する絶対的な正解などないからです。
正解らしきものに気を付けよう
人生の正解を探してさまよっている人たちは、「正解らしきもの」を提示してくれる人に惹かれて行きます。それが、自己啓発本や、占い、宗教、現代ではYouTubeやSNSで情報を発信しているインフルエンサーであったりします。
ところが、こういう人たちが提示している「正解らしきもの」が、必ずしも自分を幸せにしてくれるとは限りません。
なぜなら、人格や価値観、生まれ育った背景や現在置かれている環境は、人それぞれ全く違うからです。それらの条件が違えば、当然のことながら選択肢は変わってきます。
にもかかわらず、あたかも他人が用意した「正解らしきもの」を取り入れたところで、自分の人生が上手くいくとは限りません。むしろ、選択を誤ってより苦しいところに追い込まれる可能性もあります。
もちろん、すべて無駄だというつもりはありません。様々な気付きを与えてくれたり、ヒントを与えてくれることもあるでしょう。
一方で、危険なビジネスに巻き込まれていく危険性もあります。
特に、自己啓発や宗教をうたった団体の中には、とても危険なものも存在しますので注意が必要です。高額な料金を請求されるケースもありますよね。
人生は主体的に切り開いていくもの
良い人生において、「自分の人生を自分の足で歩いている」という実感を持つことはとても大切だと思います。自分が主体であるという感覚です。別の言い方をすれば、自分の人生を自分でハンドリングしている、という感覚です。
この感覚が無いと、いつまでたっても正解を探し続ける人生になってしまいますし、常に、これでいいのだろうか、という不安を抱えることになります。
自分はこの人生で良いのだ。「これでいいのだ!」とはならないのです。
この感覚は、幸せな人生を歩くうえで、とても大切な感覚なのです。
正解は自分の中にある
人生は自己満足を追求するものです。
自分が満足すればそれでよいのです。
どんな人生なら自分が満足するか。
それがわかるのは自分しかませんよね。
言い換えれば、答えは自分の中にあるのです。
正解がどこか自分の外側にあると思って探し回っているうちは、正解にたどり着くことはありません。自分と向き合って、自分に問うことでしか、自分の満足に気づけないのです。
カウンセラーが正解を言わないのは、カウンセラーにはクライアントの中にある正解がわからないからです。だからこそ、質問を重ねてそれを導き出そうとするわけです。
カウンセラーは、クライアントの主体性が大切であることを知っているのです。
まとめ
人生には正解はありません。
自分が思ったように生きて行けばよいのです。
周りの評価や批判に従う必要ありません。
自分が満足する生き方を追求して、それに従うことが大切なのです。
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