子どものころから身についてしまった常識ってありますよね。
これはもちろん、「食」に限った話ではないのですけれど、「当たり前」だと思っていると思考停止に陥ります。思考が停止するといいアイディアが生まれないし、とても窮屈になってきます。
常識を疑ってかかるということはとても大切なのです。
ダイエットについても同じことで、常識を疑うことで思考が動き出します。
それによって、アイディアが出てくるようになるのです。
疑ってみたい「食」の常識
ここでは、いくつかの「食」の常識について疑ってみたいと思います。
他もたくさんあると思いますので、自分でもいろいろ考えてみてくださいね。
一日三食
多くの人が、朝食、昼食、夕食の三食とるのが体にいいと思っています。
でも、本当に体にいいかどうかはわかりませんよね。
そもそも、狩猟採集をしていたころは、一日に3回も食事をしていたのでしょうか。
何日も食事にありつけない、というようなことが当たり前だったのではないでしょうか。
それでも私たちの祖先は生き抜いてきたわけです。
ですから、何が何でも一日3食にこだわる必要はありません。
自分にとって、一日何食がいいのか、ということを考えてみてもいいかもしれません。
実際には、私の周りには、一日2食とか一日1食を実践し、とても体調がいいと言っている人がいます。
私自身は3食がいいですけどね。
つまり、決まりはない。
自分で決めていい、ということです。
ダイエットをする際に、一日3食にして少しづつ食べるのと、一日2食にしてしっかり食べるのはどちらがいいのか、自分で試してみれはいいと思います。
もちろん、おやつの時間を設けて、一日4食にしてもいいと思います。
主食は炭水化物
日本人は特に、主食は米と思っている人が多いですよね。
「今日のランチは何がいいかな?ごはんもの?それともパン?麺もいいな?」
なんて考えていませんか?
これ全部炭水化物ですよね。
しかし、炭水化物は単なるエネルギー源であって、栄養源としては乏しいです。
健康的な身体を作るためには、身体の材料になるものを積極的に食べる必要があります。
炭水化物は、実は積極的にとる必要がないものなのです。
にもかかわらず、「炭水化物がないと食事にならない」と思い込んでいる人はとても多いのです。
フランス料理のコースには、パンが申しわけ程度に出てくるくらいで、炭水化物は主役ではありませんよね。
これは、気候にの影響によるところが大きいのです。
つまり、農作物が豊富にとれるかどうか、という問題です。
日本は、恵まれた気候なので、穀物がよく育つんですね。
それで、炭水化物を摂取する機会が多いのです。
ただそれだけの理由です。
食文化というのは、気候に影響されるのです。
たまたま、日本の気候では、炭水化物が豊富に育つというだけであって、必ず食べなければいけないというものではありません。
満腹は幸せ
うー、お腹いっぱい!
幸せ~!
そういう人は多いと思いますが、一つ考えてほしいことがあります。
「満腹は快適ですか? 苦しくないですか? 不快じゃないですか?」
私は整体師なので、身体の声を聞くことはとても大切だと考えているのですが、「そう考えると、満腹って不快だよなあ」って、ある時に気が付いてしまったんですね。
それ以来、満腹にならないようにしています。
だって、苦しいから。
これは、健康的な身体を維持するに、とても重要な感覚です。
満腹は不快です。
不快ということは、身体に負担がかかっているということなのです。
毎回満腹まで食べずに、腹7分ぐらいに抑えてておけば、太る心配はありません。
満腹が幸せだと思っていると、腹7分に抑えるのは大変ですけれど、満腹が不快だと思っていると、腹7分は快適なので、快適さを追求しているんだと思えば、すんなりとできるようになります。
こういう気付きを得ることがとても大切なのです。
まとめ
食の常識を疑うことで、食べる量を減らすことが容易になります。
根拠のない常識なんて捨ててしまえばいいのです。
常識に縛られることなく、柔軟な発想でダイエットしましょう!
いろんなアイディアが出てくると思いますよ!
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