僕はコーチングもカウンセリングもやるんだけど、どちらもやることに違いはない。
人間が行動を起こすときというのは、自分の中から動きたいという衝動がわきて来た時なんだ。
だから、コーチングにしてもカウンセリングにしても、その衝動を大切にしている。
その衝動というのは、自分の内側から湧いてくるものだから、誰かに言われてやるようなことじゃないし、義務的に行うことでもない。
自分で決めて、納得して腹落ちして、自分で行動する。
その過程を経ることがとても重要なんだよね。
だから、こちらから答えを言わないし、アドバイスはしない。
アイディアは出すことはあるけど、それをやるかやらないかを決めるのは本人でなければいけない。
もちろん、最初からうまくいくとは限らないので、躓いたり、失敗したりした時にきちんと寄り添う。
そういう存在になれるようにしている。
そして、クライアントを信じる。
この人は、絶対にできるようになると。
その人の持っている潜在的な能力を、成長していく将来性を信じている。
自分の子どもにも同じスタンス
僕には子どもが4人いるんだけど、基本的に子どもに対しても、同じスタンスでいようと思っている。
子どもたちがやりたいと思う衝動を大切したいし、その潜在的な能力を信じている。
親が考えるような将来を押し付けるつもりはないし、親の価値観を押し付けるつもりもない。
本人が納得して、自分の力で自分の人生を切り開いていけるようになってほしい。
それが、僕が子育てについて考えていること。
もちろん、まだまだ子どもなのだから、できないこともたくさんあるし、未熟なところもある。
だから、いろんな失敗をするだろうし、つらい思いもするだろうし、後悔もするだろう。
でも、そういうネガティブな部分も全部ひっくるめて、その子の人生なんだよね。
そういうネガティブな経験の中から、人はいろんなことを学び、成長していくんだと思う。
親がそれを先回りして、別の人生を歩ませようとしたところで、そんな人生ではつまらないと思うだろう。
人はやりたいようにやる時が、一番パワーが出るんだ。
人間の心理というのは、そういう風になっているんだ。
子どもの人生はその子のもの
子どもの人生はその子のもの。
親は、子どもを信頼して見守ることしかできない。
自分の人生は自分で切り開いていかなければいけない。
それが基本。
自分の頭で考えて、自分で情報を集めて、自分で納得して、自分の衝動に従って生きていく。
親ができるのは、親が持っている情報を与えることだけ。
自分の経験を伝える、自分の知識を伝える。
そして、子どものが伸び伸びと生きていけるような環境を整えてあげること。
ただこれだけであって、本人の決定や本人の衝動を抑えるようなことはできないのだ。
主体的に生きる
自分で自分の人生を切り開いていく。
それが、主体的に生きるということ。
人生の基本は主体性だと思う。
そこがとても大切なのだ。
失敗してみることも大切。
そこから何を学ぶかも大切。
経験を積み重ねていくことが大切なのだ。
まとめ
人は、自分で考えて、自分で納得して、自分の衝動に従って生きていく。
納得できない、衝動がわいてこないことをやるのは苦痛以外の何ものでもないし、非常にエネルギーを吸い取られる行為なのだ。
そういう生き方をしている人が、ストレスを強く感じて、メンタルを病む。
生き生きと生きるには、自分の衝動を利用すること。
これがとても大切なのだ。
自分の子どもには、そういう生き方をしてほしいし、できるようになると信じている。
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