昨日は、友人の安斎輝夫さんが主催しているサードプレイスラボが行われた。
昨日のテーマは「教育」。
安斎さんのブログ
心理カウンセリングをやっていると、「どうして真面目は人が心を病んでいしまうんだろうか?」という疑問を持ってしまう。
真面目な人が苦しむ社会って何だろうって。
何かが間違えているんじゃないかって。
そこでいつも僕は、「教育」について考えてしまうんだ。
僕は教師の息子として生まれた。
父親は都立高校の教師だったし、母も家系に生まれていたので、親せきには教師がゴロゴロいた。
そんな環境だったからか、子どもの頃から教育について考えてきた節があるんだよね。
教育って、僕にとってはとても身近な問題だった。
にもかかわらず、僕はうつ病になった。
社会で生きていく事が、僕には合わなかった。
何とか合わせようと思ったけど、まじめな僕にはそれがうまくできなかったのだ。
だから、まじめな人たちが心を病んでしまうのはとてもよくわかるのだ。
社会全体が、生きづらいのだ。
昨日、講師を務めてくれたのは、教育の分野で活動をしているフリーライターの眞島かな子さん。
眞島さんの考える教育の姿についてお話を伺った。
眞島さんのnote。
全員が「生きやすい」社会を目指す
心理カウンセリングをやっていると、生きにくさを感じている人がとても多いということを強く感じる。
何とかならないかと思う。
特に、まじめで繊細な人は傷つきやすい。
日本は同調圧力が強いので、自分らしくいることが難しい。
周りに合わせることを強要されると、まじめな人ほど過剰に合わせようとして自分を苦しめるようになる。
しかし、人は一人ひとり違う人格を持っている。
考え方も違うし、価値観も違うし、能力も体質も違う。
そもそも違う人格を持った人間が集まって社会を作っているのであるから、違うことが前提でなければいけないと思う。
世の中にはいろんな人がいる、ということが前提の社会を作っていく必要があると、僕は常々考えているのだけれど、それこそが「すべての人が生きやすい社会」だと思っている。
眞島さんが「全員が生きやすい社会」こそがインクルーシブであって、インクルーシブ教育の重要性を強調していたところに、大変共感した。
子育てしにくい社会
僕自身、4人の子どもをジジババに頼らずにカミさんと二人だけで育ててきたから思うのだけれど、日本の社会というのはとても子育てしにくい社会だと思う。
眞島さんが教育に疑問を持ったのも、ご自身の子育て体験からだとおっしゃっていた。
もうちょっと、子育てに対して、社会全体が協力をしていくような制度や空気が欲しい。
そういう社会を作っていく事が大切であると、眞島さんも力説していた。
まとめ
心理カウンセラーの立場からすれば、教育は本当に大事だと思う。
苦しむ人を減らして、幸せな人を増やしたい。
そう願っている人は多いと思った。
僕一人でできる事は限られている。
だからこそ、多くの人と手を取り合って実現していかなければいけない。
眞島さんのこれからの活躍に期待するとともに、僕自身も頑張ろうと思った。
興味深い話を聴かせていただき、ありがとうございました!
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