人は無意識のうちに、自分の能力の限界を決めてしまっています。
自分はこの程度の人間だろうと、そのレベルを根拠なく決めているのです。
その限界を超えることができるとは思えずに、その範囲内で生きていこうとしてしまいます。
様々なことにチャレンジして、失敗を繰り返していくうちに、ある意味で限界を知ることはあるでしょう。
しかし、多くの人はチャレンジをする前から、限界を決めてしまっているのです。
そういうセルフイメージには、根拠がないものが多いのです。
例えば、必死で勉強をしたことがないのにもかかわらず、毎回ろくに勉強もしないで学校のテストを受けていたのにもかかわらず、自分はいつも成績が悪いから、頭が悪いんだと思い込んでいる人も多いでしょう。
学校の成績が悪ければ、学校の先生や友達、さらには家族までもが、「ああこの子はあまり頭は良くないんだな」というイメージを持ちます。
すると、言葉の端々や態度に、そういうことが見え隠れするわけです。
もちろん、自分もそう思っていますから、それに対して特に疑問を持ったり、否定したりすることもなく、すんなりと受け止めてしまうのです。
自分もそう思っている、周りもそう思っている。
こうなるともう、疑う余地はなく、自分はあまり頭は良くないんだと思うのです。
ただ単に、勉強しなかっただけかもしれないのに。
必死で勉強してみれば、もしかしたらかなりいいところまで行けるかもしれないのに。
勉強以外のことでも、こういうことは往々にしてあることです。
やってみなければわからないはずなのに、やる前から自分で限界を決めてしまっていることは多いのです。
自分がどの程度の能力を秘めているのかは、やってみなければわからないのです。
失敗してもいいじゃないですか。
失敗することに何が問題があるのでしょうか?
やってみてダメなら、それでよいのではないでしょうか?
やってみる前から諦めているのはもったいないですよね。
自分の能力は、自分が思っているよりもずっと、高いかもしれない。
そういう可能性はあるのです。
自分の可能性を自分で決めつけてしまうのはもったいないと思います。
やりたいことはどんどんやってみることをお勧めします。
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