悩み事の99%は過去と未来にある

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99%かどうか正確な数字はわからないけれど、悩み事のほとんどは、過去のトラウマ、後悔、それから将来の不安がほとんどで、実際に目の前にあるということはほとんどない。

こんなことを書くと、「いやいやいやいやい、そんなことないだろ」という声も聞こえてきそうだけれど、突き詰めて考えていくと、確かにそうだよなあ、と思う。

子どもの不登校を例に考える

例えば、「子どもが不登校になって困っている」という悩みがあったとする。
「子どもが不登校になって学校に行っていない」という問題は、現在進行形なのだから、まさに「今」に問題があるじゃないかと思うかもしれない。

だけど、じゃあ、「学校に行っていないからと言って、何が問題なのか?」と問われると、はて、何が問題なんだろうか?と考える。

そうすると、「このまま学校にいけないようだと、この子は社会に出て自立できるのだろうか?」(未来)とか、「私の育て方が悪かったのだろうか?」(過去)ということで悩んでいる、ということがわかる。

そして、そのことで頭がいっぱいになってしまって、日々を不安な中で過ごしている、というのが今の悩みであると。

過去は変えられない

過去は変えられないのだから、そこを悩んでもどうにもならない。
反省して、これからに生かす、というのはとても大切なことなのだけれど、そこで悩み続けていても解決することはできない。
過去は過去で、「まあ、起きてしまったことは仕方がない」と受け入れるしかない。

未来はわからない

未来はどうなるかわからない。
未来の心配ごとは、まだ実際には起こっていない空想や妄想の世界の話だ。
空想の世界のことなので、いくらでも悪く考えることができるのでキリがない。
ドンドン悪いことを考えて、どんどん心配になっていく。
そして、自分の心を苦しめる。
目の前に起こっている事実じゃないのに、先回りして心配しているのです。

学生時代に不登校になったからと言って、社会生活ができないとか、自立できないということは無し、一時的なことかもしれないのに。

未来のことはどうなるかわからないのだから、もしかしたら、素晴らしい未来が待っている可能性だってある。
にもかかわらず、悪い未来しか予想しないというのは、合理的とは言えない。
どうせなら、良い未来がやってくると信じたほうが、精神衛生上は良いに決まっている。

子どもの成長を信じる、子どもポテンシャルを信じる、子どもを信じることによって、その不安はかなり軽くなるはずだ。

心配事は自分の頭の中にある

結局、悩み事は目の前にあるように見えて、実は、変えることができない過去の出来事と、起こるかどうかわからない未来の心配事が心を締め付けている、ということに気がつくことはとても大切なことなのだ。

心配事というのは、自分の頭の中で起こっていること。
世の中の出来事は、単なる事実であって、それをどう解釈してどう受け止めるかは自分次第なのだ。

自分の頭の中の出来事なので、自分でコントロールできる。
事実を客観的に捉えて、解釈を変えて行こう。
それだけで楽になるから。

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