昨日、第14回スタイリッシュエイジングクラブを開催したので、その様子を報告します。
前々回あたりから、「スタイリッシュエイジング」という言葉がわかりにくいとか、会の主旨が伝わらないのではないかということを考えていて、昨日もその話題でスタートしました。
回を重ねるごとに目指す姿が見えてきた
スタイリッシュエイジングクラブは、私が経営している東大和市のあおぞら整体院で開いている飲み会で、参加者から1,000円をいただいて、隣スーパーからお酒とおつまみを買ってきて飲む、というスタイルでやってます。
最初は、ただ、お客さんと飲む機会を作るのもいいのではないか、という単純な発想で始めたのですけれど、回を重ねるごとにその目指すべき姿が明確になってきました。
起業家やビジネスマンが集う勉強会や異業種交流会は沢山あるけれど、整体院が主催している飲み会なので、同じようなことはしたくなったんですね。
むしろ、そういうものとは対極にある、ホッとできる、息を抜ける、肩の力を抜いて生きていっていいと感じられる、そういう集いにしたいという思いが明確になってきました。
あおぞら整体院は、「クライアントが幸せになれる整体院」を標榜していますので、この飲み会もそういう方向性であってほしいのです。
スタイリッシュから連想する人物は?
昨日の会に初参加いしてくれた若者がいたのですが、彼がスタイリッシュから連想する人物は「寅さん」だと言っていました。
もし、多くの人が「寅さん」をイメージするのであれば、「スタイリッシュエイジングクラブ」という名称でもいいのかもしれません。
しかし、おそらく、「スタイリッシュ」という言葉から連想するものは、カッコイイとかオシャレとか、ちょっと気合が張っているようなイメージだと思うのです。
寅さんはそういうものから対極にあるんだけれども、一本筋が通っていて、自分なりのこだわりというか美学のようなものを感じます。
そういうこだわりに対して、他人からどう見られるかということには興味が無くて、自分が一番自分らしく生きるためのこだわり、というものなのではないでしょうか。
レールから脱落してしまっても良い
これも同じ若者からの発言なのですが、日本の社会には、いい学校に行っていい会社に入るというレールが敷かれていて、そこから脱落してしまうと、途端に自信を失ってしまって、例えば精神疾患になったり、引きこもりになってしまう人が多いのではないか、というのです。
この、人生のレールについては、私が若いころから感じていたことで、今の若者もそういうものを感じているんだということが良くわかりました。
確かに、生きづらさを感じている人たちの中には、そういうレールから外れてしまうことへの恐怖や、一度外れてしまったことによる絶望感なども大きいような気がします。
でも、実際は、このレールから脱落しながらも楽しく生きている人たちは沢山いるし、そもそも最初からこのレールに乗ることを拒否しているような生き方をしている人もいます。
寅さんなどはその代表例と言えるかもしれません。
ありのままでいられる会
この、スタイリッシュエイジングクラブは、レールを外れようが、自信を失おうが、他人と違う人生を歩こうが、どんな人でも参加できて、ああ、このままで生きていってもいいんだなということを確認できる会にしたいと思うんですよね。
どんな人間も平等で、人間関係もフラットで、否定されないし否定しない。
そういう関係の中で、ありのままの自分でいても良い、安全な場所を作りたいと思っているのです。
それが、この飲み会の目指すところなのです。
はたして、「スタイリッシュエイジングクラブ」という名称から、そういう会であるということが連想できるか、と言われると、なかなか難しいのかなあ、って思います。
ありのままでいられる場所を増やしたい
こういう、ありのままでいられる場所が全国に沢山増えていけば、日本の社会に蔓延する生きづらさも、少しは緩和できるのではないか、と私は考えています。
この会の主旨に賛同してくれる人が、自主的に自分のところでこのような会を開催してくれると嬉しいです。
そのための旗印になるような名前が付けられたらいいなあ、と夢想しているのです。
「スタイリッシュエイジングクラブ」という名前が、はたしてそれだけの力を持つかと言われると、正直ってわかりにくいのかなあと思います。
「ありのままの会」もいいけれど、それもなんか弱いし、ありのままから「アナと雪の女王」を連想して、そこから「エルサ」が出てきて「エルサの会」とか連想したけど、ますますわかりにくいなあ、と考えて一人で苦笑してしまいました。
まとめ
人生のレールを外れてしまっても、他人とは違う生き方をしていても、イキイキと楽しく生活している人はゴマンといます。
そのレールからこぼれ落ちてしまっても、全く問題はないし、自分を活かせる場所は必ずあるのです。
そういうことを、もっと多くの人に分かってもらいたいし、そういう人たちと実際に触れあってほしい。
べつに、成長しなければいけないとか、120%で生きていかなければいけないというとこもないし、世の中にはいろいろな価値観で生きている人がいて、自分は自分のままでいいんだということを感じてほしい。
そういう居場所を作るために、細々とながら、この会を続けていこうと思います。
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