同調圧力に悩んだ時には「より大きな共同体の声を聴け」

パラグライダータンデム

先日、とある人と、「日本の社会は同調圧力が強い。」という話になって、「同調圧力に悩んだらどうすればいいか」という質問を受けたんだよね。

もちろん、ケースバイケースで、その時の状況によって違うとは思うんだけれども、その時に僕の頭に浮かんだのは、アドラー心理学を扱った名著「嫌われる勇気」に出てきた「より大きな共同体の声を聴け」という言葉だった。

同調圧力はある集団に特有のもの

同調圧力というのは、「常識」というものと同じで、ある集団(アドラーは共同体とよぶ)に特有のものなんだよね。
その集団の外側には、そんな同調圧力はなかったりする。
ある意味、その集団独特の暗黙のルールみたいなもの。

だから、別の集団や、その集団の外側に意識をもっていくということが、冷静に自分の状態を把握するうえでは必要なんだ。

人間は多くの共同体に所属している

一人の人間は、同時に多くの共同体に所属している。
家庭、学校、会社、サークル、非公式の仲良しグループ、地域社会、市町村、都道府県、国、世界、宇宙など。

たいていの場合、ある共同体の外側には、より大きな共同体がある。

家庭の外側には地域社会があり、学校の外側にも社会がある。
会社の外側にも社会があって、違う文化を持った会社が無数に存在している。
地域社会の外側には国があって、国の外側には世界がある。

常識や暗黙のルールは、その共同体に特有のものだから、そこでうまくいかなくなった場合、より大きな共同体に思いを馳せ、その声を聴くようにする。

そうすることによって、より自分に合った居場所を見つけることができるようになる。

より小さな共同体は一時避難にしかならない

たとえば、学校でいじめられたとする。
そして、登校拒否になって引きこもったとする。

そういう時、家庭は一時的なシェルターになるかもしれないけど、根本的な解決にはならない。
なぜなら、いつまでもシェルターに閉じこもっているわけにはいかないからだ。

根本的に解決するには、学校の外側を意識しなければいけない。

学校の外側には社会が広がっている。
社会にはいろんな人が生活をしている。
自分の学校以外にも学校はたくさんあるし、不登校のまま大人になって、立派に社会生活をしている人もいる。

それに、何年かすれば学校は卒業していかなければならない。
いつまでも永遠に続くことでもない。

シェルターに閉じこもっているだけでは解決にならないけど、外側に目をやれば解決策が見えてくる。

社会は多様性に満ちている

社会は多様性に満ちている。
いまの集団に、たとえ居場所がなかったとしても、あなたと同じように考えている人は必ずいるし、あなたが安心していられる場所は必ずある。

そのことを思い出すだけでも、解決策を見出すことができる。

より広い視野を持つことが大切なんだ。

まとめ

同調圧力に苦しんで、どうしようもなくなったら、その集団の外側に意識をもっていくことが大事。
そうすることで、解決策を見出すことができる。

これは、視野を広げるとか、視点を変える、ということに似ている。

より大きな共同体の声を聴け。

これは本当に大切なことなので、覚えておいてほしいなあ。