昨日もお客さんとダイエットの話になったんだけど、ダイエットの理論なんてある意味簡単で、食べる量を減らして、運動量を増やせば痩せる。
たったこれだけのことなんだけどね。
ただ、それを実行に移して、トレスを溜めずに健康を損なわずに、しかも長期間にわたり習慣化する、となると、これが結構難しいわけだよね。
必要な栄養素は摂らなければいけない
食べる量を減らせばいいと言っても、必要な栄養素は摂らないと健康を損なってしまう。
健康を損なってしまっては、長期間続けることはできないし、そもそも、健康になるためにダイエットをするんだから、健康を損なってしまってはダイエットをする意味がない。
そうなると、必要な栄養素を摂取する、という問題と、必要以上のカロリーを取らない、という問題を両方クリアしなければいけないわけだから、ここに難しさがあるんだよね。
そうなると、ある程度の栄養学的な知識が必要になってくる。
そして、知識だけではなくて、自分の体調をしっかりと感じながら進めていくこと必要になってくる。
つまり、身体との対話が必要なのだ。
食欲との闘い
そのうえ、ここに食欲との戦いという問題が加わってくる。
食事には、楽しみという側面がある。
食を楽しみたいという欲求は強いし、それを全く奪ってしまったら人生が味気なくなってしまう。
この部分も、ちゃんとバランスを取らなければ、長期間続けることは不可能になる。
栄養のバランス、食の楽しみ、食べ過ぎ防止。
この三つの連立方程式を解かなければいけないのであるから、ダイエットは一筋縄ではいかないのだ。
価値観を変えていく
まず、食欲との戦いにおいては、価値観に左右されることが多い。
お酒や甘いものは依存性が高いので、習慣化しやすい。
そういう、悪しき習慣を改めていくには、価値観を変えていくしかない。
お酒を飲むこと、甘いものを食べることが至上の喜びである、という価値観を変えるのだ。
価値観を変えずに、ただ我慢する、というだけだと長続きしない。
価値観を変えてしまえば、続けることが苦にならなくなる。
ただ、お酒や糖質の依存性については、ある一定期間、我慢することによってかなり楽になることはわかっている。
つまり、最初はある程度の我慢が必要だということだ。
人間の行動は、その人の価値観によってきめられている。
お酒や甘いものよりも、健康的な肉体を手に入れることに価値観を置くようになると、悪い習慣を断ち切ることができるようになる。
結局のところ、その人の価値観によるところが大きいのだ。
量から質への変換
お酒をたくさん飲む、毎日飲む、という価値観から、たまに飲む、その代わりいい酒をちょっとだけ飲む。
甘いものもそう、毎食後にデザートを食べる習慣を改めて、週に一回だけ、優雅なお茶の時間を作って、本当においしいスウィーツを食べる。
そこに喜びを見出すようにする。
普段の食事も、満腹まで食べて満足するのではなくて、美味しいものを少しだけ味わって食べて満足する。
そういう価値観に変えていくことが大切なのだ。
気持ちいいから運動する
痩せるために運動をする。
という考えていると、運動するのが嫌になってしまう。
しかし、運動は気持ちいい、楽しい、だからする。
そういう動機に変えてしまえば、運動するのが億劫ではなくなる。
このような価値観の変化が必要なのだ。
まとめ
ダイエットの理論は簡単。
しかし、実行するのは難しい。
相反する条件を満たす着地点を見つける必要があるからだ。
そのためには、常に試行錯誤を繰り返していくしかないのだ。
その着地点を見つけることができれば、ダイエットは成功する。
結局それは、健康的に生きる、ということなのだ。
健康とは、一筋縄ではいかないものなのだ。
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