人の心に奥には、抑圧されたドロドロとした思いがあって、普段それに気がついていない。
でも、何らかのストレスがかかった状態になると、その影響が出てくることがある。
その影響がどのような形で現れるかは、人それぞれなのだ。
影響の出方は人それぞれ
眠れなくなる。
夜中に目が覚める。
起きれなくなる。
頭が痛くなる。
お腹が痛くなる。
下痢をする。
吐き気がする。
のどが詰まったような感じがする。
体中がこわばって痛くなる。
暑くもないのに汗が出る。
動悸がする。
突然、不安感が襲ってくる。
イライラする。
怒りがこみあげてくる。
死にたくなる。
でも、心の奥底に抑圧されたものがいったい何なのかはわからないし、その存在自体に気がついていないことが多いので、何が原因なのかわからないケースも多い。
カウンセリングの効用
本人に思い当たる節はなくても、カウンセリングをしているとそれに気がつく瞬間がやってくることがある。
これが、カウンセリングの面白いところだ。
カウンセリングを重ねて行って、自分との対話を続けていくと、ある時、自分が何気なく口にした言葉に驚くことがある。
ああ、これだ!
自分が抑圧していた「思い」はこれだったんだ!
そんな瞬間がやってくる。
僕は、そんな場面をたくさん見てきた。
それを境に、クライアントさんはみるみる変わっていく。
自分がかかている課題に気がつけば、それを克服するための方法がわからるからだ。
後は行動するだけ。
何をどうすればいいのかわからなければ、行動に移すことはできないからね。
抑圧したのは生存戦略だったから
抑圧していたのは、そうでもしなければ生きていけなかったから。
それは、生きるための生存戦略だったんだ。
しかし、その戦略は一時的には有効かもしれないけれど、長期的には心と身体をむしばんでいく。
色々と、副作用的なマイナスの影響が出始める。
いずれ、違う戦略を取らなければいけない時が来る。
メンタルの不調は、「悪い影響が出てきたから戦略を変更してほしい」という心のサインだ。
そのサインが出たら、戦略を変える、つまり、生き方を変える必要がある。
戦略を変えるタイミング
ここで、頑なに生き方を変えようとしなければ、不調が長期にわたってしまう。
柔軟に対処できれば、傷も浅くて済むし、短期的に解決できる。
つまり、メンタル不調が出たということは、戦略を変えるタイミングだということだ。
これまでの戦略を貫くことはできない。
それでは、心身が壊れてしまう。
だから、違う戦略に移らなければいけないのだ。
抑圧しているものが解れば次の戦略がわかる
自分が抑圧してしまった思いとは何か。
そこに気がつけば、対処の仕方がわかるのだ。
カウンセリングを受けることは、この抑圧された思いに気がつく一つの方法だ。
もちろん、セルフカウンセリングでもできる人はいる。
セルフカウンセリングの手法を知らなくても、自分で内省ができる人もいる。
哲学書や宗教書、自己啓発本や心理学の本を読んだり、小説、映画、漫画などからヒントを得たりすることもできる。
どんな方法を用いても構わない。
でも、自分が抱えている問題とちゃんと向き合ってみることは必要だ。
まとめ
無意識のうちに抑圧してしまった思いと向き合うことによって、自分が抱える苦しさを克服する方法が見えてくる。
カウンセリングはそのお手伝いができる。
どのくらいの期間がかかるかは、人それぞれ。
でも、受けてみる価値はある。
このご時世なので、オンラインでも受け付けます。
まずは、お問い合わせください。
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