【読書】雑草という戦略-雑草に学ぶ弱者の戦略

草原雑草 読書
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久しぶりに本を読んだ。
とても面白い本だったので、紹介したい。

著者は、静岡大学教授で農学博士の稲垣栄洋氏。
タイトルは、「雑草という戦略」。

僕は今、実家の一軒家に住んでいる。
しばらく空き家になっていたので、庭は雑草に覆われていた。

あまりにもひどい状態だったので、去年、一念発起をして庭に芝を張ることにした。
それ以来、僕の雑草との戦いが始まった。

今年の夏は、芝を張って二年目だったし、新型コロナウィルスの影響もあって、毎日雑草と格闘していた。
抜いても抜いても生えてくる雑草にうんざりしながらも、その強さというか、したたかさに感動すら覚えた。
そして、雑草の話をブログの記事にした。

庭の雑草と戦っていて考えたこと-雑草魂について
外出自粛生活をしているからというわけではないけれど、季節がら、庭の雑草との戦いを繰り広げている。戦っているとわかるのだけれど、雑草の生命力はすごい。敵ながら敬意を表し、そうありたいと願う。

そんな経緯があったので、この本のタイトルにひかれて読んでみることになった。
著者は農学博士である。
雑草の生物学的な専門書なのかと思いきや、タイトルに「戦略」という文字がある。
なるほど、雑草の戦略というのはどういうものなのか、気になった。

以前のブログには「根っこが強い」と書いたが、この本を読んでわかったことは、根っこの強さ以外にも、様々な戦略があるということだ。

雑草と言われる植物にもたくさんの種類がある。
それぞれに、得意とする戦略があるのだ。

弱者の戦略

ネタバレになるから詳しいことは書かないけれど、雑草の戦略とは弱者の戦略であると著者は述べている。

雑草は弱い植物であると。
強い植物とは、光合成を有利に進めるために、どんどんと高くなっていく大木であると。
しかし、さっぞうは弱いので、大木が育たないような場所に生えると。

つまり、自分に適した場所、他の植物と戦わずに済む場所に生えるとのこと。
そういう場所をニッチという。

ということらしい。

どうやって、そのニッチな場所を見つけることができるのか。
どうやって、子孫を残し続けることができるのか。

雑草の種類によっても、それぞれに戦略が違うのだ。

様々な種類の戦略を見ていくと、なぜだか、人間である自分のが生き残るための戦略と重なって見えてくる。

個人事業主やベンチャーは雑草を見習おう

僕は、東京都の西の郊外、東大和市というところであおぞら整体院という整体院を経営している。
吹けば飛ぶような小さな整体院だから、まさしく雑草のように弱い。

そんな僕だから、この本から学ぶところはとても多かった。

小さなビジネスをしている人は、ぜひ読んでみてほしい。
いろいろな気づきを得られること間違いない。

人間は弱い

そもそも、人間という動物は弱い動物だ。
一人の人間としても、雑草の戦略を学ぶことは有益だと思う。

人生において、自分の得意とする場所で、いかに花を咲かせるか。
それを考えるた目に、雑草の様々な戦略を学ぶ意味はある。

まとめ

雑草は弱い。
弱いけれど、したたかである。

種類によって戦略は異なるが、それぞれに意味のある戦略をとる。
意味のある戦略でなければ、生き残れないからだ。

人間も弱い。
したたかに生きるためにはどうすればいいのか。
雑草に学ぶことは多い。

 

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