先日、いつもネガティブな思考のクライアントさんが、
「今年の目標はポジティブシンキングで行こうと決めたのに、どうしてもネガティブになっちゃうんですよね。こんな調子だからダメなんですよね。」
と言って、落ち込んでいた(笑)
ポジティブシンキングも善し悪し
ポジティブシンキングってとても大切だとは思うけれども、これも善し悪しだなあと、つくづく思うんだよね。
僕は、ここの所、いろいろな勉強会とか様々なコミュニティに顔を出すことが多いのだけれど、こういう勉強会に出てくるような人って、前向きな人が多いんだよね。
成長とか、貢献とか、夢を実現するとか、自分を変えるとか、とてもポジティブな人が多い。
そういう人たちと触れ合っていると、確かに元気をもらえるんだけれども、たまにすごく疲れることがある。
そういう時というのは、自分のエネルギーが低下しているというか、体調がおかしかったり、気分が乗らない時なんだよね。
そういう時に、ポジティブシンキングをしろと言われても、難しい時がある。
結局、ポジティブシンキングは大切だとは思うんだけれども、「それでなければいけない」といういわゆる「ねばならない」思考に陥ると、逆に自分を苦しめることになると思うんだ。
先ほど挙げたクライアントさんのようにね。
ありのままの自分を受け入れる
ポジティブシンキングができない自分を責めるよりも、ポジティブシンキングができない自分を受け入れることのほうが大事なんだよ。
そして、そんな自分を責めないこと。
ああ、今自分はポジティブシンキングができない状態なんだな、と、それを客観的に観察することのほうが重要なんだよね。
だって、いつもいつも、ポジティブシンキングなんて無理でしょ?
人生、山あり谷あり、落ち込むことだって、前向きになれないことだってあるのが普通でしょ。
それは当たり前なんだ。
そんな時は、それを受けれてしまって、それ以上に傷を深くしない、長引かせない、そこから何かを学んで明日につなげる、そっちのほうが大事なのに、ポジティブでいられない自分を責めていたのでは逆効果だよね。
自分を責めないことが一番大事
一番大事なのは、自分を責めないことだよ。
自分はダメな奴だと思わないこと。
自分のことは自分以外には守れないし、自分を責めだしたら、自分を守る人は誰もいなくなってしまう。
自分を守るのは自分にしかできない。
だから、自分を責めるのは、一番やってはいけないこと。
ああ、自分は今落ち込んでいるんだな。
疲れているんだな。
今は、とてもポジティブではいられないんだな。
まあ、こういうこともあるよね。
元気が出ないこともあるよね。
それが人生だよね。
今日はもう、早く寝よ。
みたいな感じね。
まとめ
ポジティブシンキングはとても大切なんだけれども、それができないときというのは誰にでもある。
その事で、自分を責めてはいけないよ。
一番大切なのは、常に自分の味方でいること。
そうすれば、楽に生きていける。
自分を守るのは自分にしかできないんだからね。
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