健康に良いことは本能的に判るようになっている

犬と家族 健康的なライフスタイル
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犬と家族

僕は、整体師になってから、ずっと健康について考えている。
今は健康情報があふれているし、人間は健康に対する知識を蓄積して、その知識のおかげで健康を維持できているようなイメージを持っているかもしれない。

でも、僕には一つの疑問があった。
科学的な知識もなく、情報もなかった、狩猟採集を中心にして原始的な生活をしていた時代は、いったいどうやって身体によいことを解っていたのだろうか?という疑問だ。

いや、もっと言うと、犬とか猫とか、そういう動物たちだって、本能的に知っているのではないか。
自分の体に良いことを。
命をつなぐために必要なことを。
誰に教わるわけでもなく。

だって、生き物は生きるために必要なことが、生まれながらに本能的にプログラムされていなければ、厳しい自然環境の中で生き延びてこれらないと思うんだ。
そして、命をつないでいくことができなかったんじゃないかと思うんだ。

当然、人間にもそういうのもがプログラムされているとみていいんだ。
本能に従って生きていれば、健康を損なうことはないんじゃないか。
僕はそう思っている。

小さな子どもに学ぶ

そういう意味で言うと、小さな子どもというのは知識はほとんど持っていないから、本能で生きていると言っていい。
彼らを観察していると、人間が本来持っている本能的な部分を見て取ることができる。

僕には4人の子どもがいて、共働きだったから、子育てにも積極的にかかわってきた。
そうじゃないと、物理的に手が足りなかったからだ。

子育てを通じて、人間の持っている本能の部分をたくさん観察させてもらった。

眠くなると眠るが、眠くならないと眠らない。
お腹が空くとご飯を食べるが、お腹が空いていなけければ食べない。
満腹になって苦しくなるほどは食べない。満足すると平気で残す。
起きている間は常に動いている。じっとしていられない。
寝ている間もよく動く。
具合が悪いと、機嫌が悪くなる。
もっと悪くなるとぐったりとして動かなくなる。
痛いところがあると、痛いという。
痛いことは絶対にしない。
抱っこすると安心する。

常に、自分のやりたいことをやるようにプログラムされている。
そして、そのうちのいくつかは、大人が健康のために努力目標とされていることが含まれている。

満腹まで食べない。
お腹が空かないと食べない。
眠い時には眠る。
常に動いている。
具合が悪い時には動かなくなる。

こういうところは、大人も見習ったほうがいいと思う。

身体の声を聴く

小さな子どもたちは、身体の声をよく聴いて、その声に忠実に動いている。
身体の声は、本能的にプログラムされている。

基本的に、気持ちいい、楽しい、美味しい、幸せな気分になる、そういうことをやりたくなるようにプログラムされているし、そういうことは身体にとっていいことだし、私たちが生き延びていくのに必要なことなのだ。

それとは反対に、痛い、辛い、苦しい、苦い、美味しくない、不安、恐怖を感じる、など、そういうことはやらないようにプログラムされている。
それは、生き延びていくために脅威となる可能性が高いものだからだ。

僕はそう思っている。

だから、僕の整体は気持ちよさを追求している。
痛いのは良くないと思っているからだ。

運動は気持ちがいい

小さい子どもたちは、走るのが大好きだ。
理由もなくただ走るだけで楽しそうだ。
大きな声を上げて、楽しそうに走っている。

身体を動かすのは気持ちがいい。
そういう風に、私たちの身体はプログラムされている。
その気持ちよさを味わってほしい。

人間は頭でっかちになっているので、知識として「運動は身体にいい」とか「運動しなければならない」とか、考えてしまうのだけれど、頭で身体をコントロールすにはエネルギーが必要になる。

気持ちよさを感じることによって、心に従って動くようになる。
身体にいいから運動するのではない。
気持ちいから運動するんだ。

まとめ

人間の身体は、本能的に健康になるようにプログラムされている。
頭でっかちになった人間は、身体の声を無視するようになった。

でも、身体は常に声を上げている。
その声を聴いて欲しい。
そして、その声に従ってほしい。

それが健康になる一番の近道なんだ。

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