糖質制限ダイエットが出てきてから、カロリー制限をするのはナンセンスだという論調が出てきました。
もちろん、そういう人たちの言いたいこともよくわかります。
人間の身体はそんなに単純じゃない。
カロリーだけで体重が決まるわけではない。
それはその通りだと思います。
それは解ったうえで、僕はあえて、カロリー計算をすることをお勧めします。
その理由をこのブログに書きたいと思います。
何らかの指標が必要
カロリーだけで体重が決まるわけではないというのは、その通りだと思いますけれど、それでも、たくさん食べれば太るし食べる量を減らせば痩せるのは明確な事実です。
糖質制限派は、糖質さえ食べなければ太らないというようなことを主張している人もいますが、そんなことはないのです。
以前のブログでも書きましたが、タンパク質が胃袋に入った時に、血糖値とは関係なくインスリンが分泌されることが解っています。
したがって、肉も大量に食べれば太ります。
糖質ほどではないにしても。
ということは、やはり食べ過ぎはよくないわけです。
それに、私たちは、食事を楽しみとしている側面もあります。
そんな時に、これからの生涯、ずっと糖質を我慢し続けるというのは、現実的ではありませんよね。
糖質は美味しい。
これは事実です。
甘いものはもちろんのこと、白いご飯も、パンも、パスタもラーメンも美味しい。
せっかくおいしいものに囲まれているのに、それを食べないで生きていくなんて味気ない。
そういうものを食べながら、楽しみながら、健康的な身体をキープしていくためには、食べ過ぎないことが大切なのではないでしょうか?
食べ過ぎないようにするためには、いったい自分がどれくらい食べているのかを知るための客観的な指標が必要なのです。
その指標として、カロリーを使うことはとても合理的だと思います。
自分がどれくらい食べてるのかを知るのは難しい
これからダイエットをしようかと思っている人にとって、自分の適正な食事量を知ることはとても難しいのです。
どの程度まで減らせばいいのかがわからないわけです。
解らないから、「とにかく何でもかんでも減らしてしまえ!」とばかりに、極端なダイエットに走ることになります。
しかし、このような行為が長続きするはずもないし、やめてしまえばリバウンドするのは当たり前です。
また、もしも意志が強固で長続きしてしまったら、それはそれで重大な健康被害が出ることになります。
どうしてこのようなことになるかといえば、指標がないからです。
どの程度の食事量が適正なのかがわからないのです。
自分が食べてもいいカロリーを知ることで余裕がでる
自分がどれくらい食べていいのかを知ることはとても大切です。
それを知ることによって、計画が立てられるからです。
朝食に何カロリー。
昼食に何カロリー。
夕食に何カロリー。
そうすると、デザートも食べてもダイジョブ!
などという計画が立てられます。
計画が立てられない時には、とにかくデザートとか間食なんて絶対にダメ!となりがちで、そうなると生活に潤いがなくなります。
また、飲み会に参加しても、「冷ややっこと枝豆だけ食べて我慢」などということが起きます。
これでは食事の楽しみも何もあったものじゃありません。
しかし、指標があることで、唐揚げも食べてもダイジョブだということもわかるし、ケーキも食べてもいいということもわかるわけです。
つまり、食べてもいい量が解ることで、気分的に余裕が生まれるのです。
カロリー計算は難しい?
でも、カロリー計算って難しいしめんどくさいんでしょ。
そんな声が聞こえてきますけれども、確かに昔は大変でした。
大変だったから、やりたくてもできなかった。
でも、今は、とても便利な文明の利器があります。
そうです、スマホです。
スマホアプリには、カロリー計算をしてくれるものがたくさん出ています。
無料のアプリもたくさんありますよ。
私も、クライアントには無料のアプリをお勧めしています。
スマホアプリで簡単にカロリー計算ができるようになったからこそ、ダイエットが容易になりました。
厳密な計算はいらない
そもそもが、どれくらいの量を食べているのか、大体の指標が欲しいだけなので厳密な計算はいらないのです。
それに、これを一生続けなければいけないというものでもありません。
だいたいの食生活の感覚をつかむことができれば、あとはもう計算をする必要はありません。
この程度の食生活をしていればこのくらいの体重になるんだなあ、という感覚がつかめればよいのです。
最初に書いたように、食事の内容によっても違いが出るし、体質によっても違うわけです。
自分の身体の感覚をつかめればそれでいいのです。
自分に合った方法を見つけ出そう
そして、食の楽しみを奪わないようにするにはどうすればいいのか、ということを工夫していくのです。
この工夫する過程が必要なのです。
人によって、食事の好みも違うし、生活のリズムも違うわけですから、みんなが同じようなやり方になる方がおかしいわけです。
自分に合った方法を見つけ出すことが大切なのです。
そのために、スマホアプリを使ってカロリー計算をすることによって、自分がどれくらい食べているのかを把握していくことが大切なのです。
まとめ
スマホアプリを使ってカロリー計算をすることで、自分がどれくらいた食べているのかを客観的に知ることができます。
また、自分がどれくらい食べていいのかも解ります。
一見めんどくさいようですが、これをやることで自分の理想の食事量を感覚的につかめるようになります。
感覚的につかめるようになる、ということがとても大切なのです。
その感覚を一生続けることで、リバウンドすることなく健康的な身体をキープすることができるようになるのです。
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