「人はなぜ食べ過ぎてしまうのか」という問題について考察してみた

ハンバーガーを食べる男性 痩せるマインド
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ハンバーガーを食べる男性
Sander Dalhuisen

今日は、久しぶりにダイエット関連の記事を書く。
今日のテーマは、「人はなぜ太るのか」ということについて考えてみる。

人が太る理由は一つしかなくて、「食べ過ぎるから」。
もちろん運動不足もあるんだけど、どれだけ運動していてもそれ以上に食べていれば太るし、運動していなくても食べなければ太らない。
だから、太る理由はただ一つで、食べ過ぎるから。

じゃあ、何に対して食べ過ぎるのかと言えば、「自分が必要している量に対して食べ過ぎる」ということ。
自分が必要としている分だけ食べていれば、太ることはないよね。

じゃあ、なんで必要としている量よりも食べ過ぎてしまうんだろうか?
僕が考えていることを書いてみようと思う。

そもそも自分の必要量をわかっていない

現代人は、「おなかがすいた!」という感覚を忘れてしまっていると僕は思っている。
食べ物があふれてしまっているので、おなかがすく前に食べている。
だから、「なんとなく食べている。」

食事の時間だから食べる。
気分転換に食べる。
手持無沙汰だから食べる。
口さみしいから食べる。

そんなことを続けていたのでは、本当におなかがすくという感覚を忘れてしまっているのではないだろうか。

「おなかがすいた!」という感覚がわからなくなっているので、「満足した」「これで十分」という感覚もまた、わからなくなっていると思うのだ。

身体は色々なサインを出している。
現代人は、そのサインを読み取ることを忘れている。
忘れているから、感覚が鈍っているのだ。

どれくらい食べればいいのか。
自分の適量は、自分の体がわかっているはずなのだが、それをキャッチする感度が落ちているのだ。

惰性で食べている

人は、自分の習慣を変えることが難しい。
食事の量、内容、タイミング。
それを変えることができない。

食後にはコーヒーを飲んで甘いものを食べる。
10時と15時には一服しようと甘い飲み物と甘いものを食べる。
昼食のランチのご飯は大盛りにしてもらう。
ラーメン一品では何となくさみしくてチャーハンか餃子をつけてしまう。
仕事に疲れると甘いものを食べる。
お菓子をつまみながら仕事をする。
夜になるとお酒を飲みたくなる。
夕食は満腹になるまで食べる。
お酒を飲むと、締めにラーメンを食べたくなる。
などなど。

よく考えもせずに、惰性でこれらの行動をとっている。
身体欲しがっているわけではなくて、習慣だから行っている。

体型を変えるには、習慣を変える必要がある。
習慣を変えるためには、ある程度の意思の力が必要なのだ。

美味しい味を味わいたい

「美味しい!」という感覚は「幸せな感覚」をもたらしてくれる。
この感覚を感じたい!という欲求は強い。

おなかがすいているわけではないけれど、味わいたい。
「甘いものは別腹」というのは、まさにそういう状態を表す。

過去の経験から、あれは美味しかったなあ、というものをもう一度味わいたい。
そういう感覚にとらわれて、食べることを止められなくなる。

気が付くとポテトチップを一袋開けてしまうなんて言うのも、これに相当する。
美味しいからやめられなくなるのだ。

食べ物を提供する側は、また食べたくなるものを作り出す。
彼らも商売だから、リピートさせるために記憶に残る味を作りだす。

その作戦にまんまとやられてしまうのだ。

セルフイメージ

人はそれぞれ、セルフイメージを持っている。

自分のイメージが、「たくさん食べる人」「豪快に飲み食いする人」「甘いものが好きな人」「太っている人」というイメージがあると、それを変えようとすると「自分らしくない」という感覚になる。

豪快に飲み食いする人、というセルフイメージを持っている人は多い。
それが「自分らしさ」であり、そのイメージを好ましく思っているので、それを変えようとは思わない。
飲み仲間から、「お前らしくない」と言われることが嫌だし、自分もさみしい感じがする。

セルフイメージを「健康に気を使う人」「スリムですっきりとした人」「あまり食べない人」「お酒を飲まない人」「甘いものが好きじゃない人」というセルフイメージに書き換える。
そして、そういう人たちと付き合うようになる。

類は友を呼ぶのだ。
豪快に飲み食いする人には、そういう人が友達になる。
健康的な食事をする人には、そういう人が友達になる。

セルフイメージを書き替えることができれば痩せるのは簡単だ。
なぜなら、人はセルフイメージに従って行動するからだ。

目の前の誘惑に負けてしまう

これは、人類に共通する心理なのだけれど、目の前の小さな報酬ともっと遠い将来の大きな報酬を比べた場合、目の前の小さな報酬を手に入れて、将来の大きな報酬をあきらめる傾向にあるという。

食べ過ぎるというのは、目の前の小さな報酬(目の前にあるケーキ、お酒、ラーメン、ポテトチップスなど)を取って、将来の大きな報酬(スリムで健康的な身体)をあきらめている行為なのだ。

ダイエットというのは、目の前の小さな報酬と将来の大きな報酬とのトレードオフの関係にある。
どちらを取るか、よく考えてみる必要がある。

まとめ

人はどうして食べ過ぎてしまうのか。

身体の声を聴かず、習慣と惰性で食べ、目の前の小さな報酬の誘惑に負け、そういうセルフイメージができてしまっているからということになる。

一番大切なのは、セルフイメージを変えることだ。

本当の自分は自分は、今までのような人間ではない!
目の前の小さな報酬には心を動かされることなく、将来の大きな報酬を取りに行く人間だ。
豪快に飲み食いする人は、目の前の報酬に負けている人。
私はきちんとコントロールできる人。
その事を、周りの人間にも示す必要がある。

いったいそんなことができるのか、と不安になるかもしれない。
でも、大丈夫。
身体はちゃんと知っている。
自分に必要な量を食べていれば、そのうちそれが習慣になる。
習慣になれば、何の苦痛もなく、その生活が当たり前になる。
そうなれば、もう二度と太ることはなくなるのだ。

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