失敗が怖い。
そういう人は多い。
かつての僕もそうだった。
失敗が怖くて、「石橋をたたき壊して渡らない」というような感じだった。
でも、最近の僕は、「人生には失敗なんてない」と思っている。
なぜなら、人生というのは、試行錯誤を繰り返していくものなので、うまくいかないことがあったら改善していけばいいだけのことだからだ。
つまり、テストだ。
やってみて、うまくいかなかったら改善をしていく。
うまくいかないのは、試行錯誤の過程に過ぎなくて、それは失敗とは言わない。
そんな風に思っている。
失敗から学ぶことは多い
失敗から学ぶことは多いよね。
幼少期からずっとその繰り返しだ。
転んでけがをしたり、友達と喧嘩したり、遅刻して怒られたり、勉強をさぼって悪い点数を取ったり、夜更かしして次の日に寝過ごしたり、そういうことを繰り返しながら、ああ、こういうことをすると痛い目に合うんだなあ、ってことを学んでいくんだ。
だけど、例えば親が先回りをして、そういうことが起こらないように厳しく教育するとどうなるか。
経験することが無いんだよね。
だから、結局本当のことはわからない。
解らないまま、失敗は良くないことである、ということだけを学んでしまう。
百聞は一見に如かず
という言葉があるけど、親が100回言って聞かせてもわからないことでも、一度経験してみればわかることってあるし、自分で経験したことは忘れないよね。
やってみなければわからないことは沢山ある
そういう意味で、一度やってみる、ということはとんでもない学びになるということだ。
始める前から失敗を恐れて何もしないよりも、「何事も経験だ」とばかりにとりあえずやってみるというほうが、はるかに学ぶことが多いし、時間もかからない。
そこでうまくいかなくても、そこから何を学ぶかがとても大切なのだ。
学ぶために、あえて失敗を経験する、ということもとても大切だと僕は思う。
試行錯誤とは次につなげること
その失敗から学び、次の経験に生かしていく。
それが、試行錯誤ということになる。
経験し、その結果を精査して改善し、また経験する。
その繰り返しが試行錯誤。
そして、人生は誰にとっても一度きりで、常に初めて経験することばかり。
もちろん先人の知恵に学ぶことも必要だけど、自分の経験に学ぶことも必要。
となると、結果が芳しくないという経験も、いい結果を生むための過程として必要だということだ。
人生という名がスパンで見れば、失敗は必ずしも無駄なものではなくて、成長するために貴重な学びの場になっているということだ。
失敗を避けるということは、学びの場を避けるということ。
人生から多くの学びを得るためには、失敗を恐れてはいけないということなのだ。
子どもにはチャレンジをさせよう
僕は今、子育て中なんだけれども、子どもたちにはいろんなことにチャレンジをしてほしいと思っている。
チャレンジして、そこからいろんな経験をしてほしい。
世の中には、子どもが失敗を経験して傷つくことを恐れている親がいる。
それで、先回りして、失敗をしないように教育をする。
その結果、子ども自身が失敗を恐れるようになり、窮屈な人生を送るようになる。
それはいい教育方法ではないと思う。
少なくとも、子どもの幸せのためには逆効果である。
幸せな人生を歩くためには、失敗しないことよりも、自主的に人生を切り開いていくことのほうが大切だと、僕は考えている。
自主性、自己決定権を持つこと、自分の人生は自分のものであるという感覚を持つこと。
これは、幸せになるために不可欠な要素だと思う。
そのためには、失敗を恐れずに、たとえ失敗したとしても、試行錯誤の一環としてそこから学び、修正していくという姿勢を教えることのほうが、その子を幸せにすると思うのだ。
可愛い子には旅をさせよ
というが、親元を離れて自分で決めて自分で行動することを学ばせよ、ということだと思う。
親は余計な口出しをせずに、失敗した時のフォローをすればいいだけのことなのだ。
まとめ
人生に失敗はない。
試行錯誤があるだけだ。
やりたいことがあるなら、とりあえずやってみよう。
やってみなければわからないことが沢山ある。
そこから学んだことを、次に生かしていけばそれでいいのだから。
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