生きづらさを感じている人へ-もっと自分に優しくしてあげて!

ハート女性 ストレスマネジメント
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ハート女性

「自分に厳しい人」って、なんだかすごい人みたいに思っている人が多いような気がするし、世の中の多くの親が、自分の子どもに対して自分に厳しくあって欲しいと思っていように思うんだけど、どうだろうか?

「自分に甘い人」よりも、「自分に厳しい人」のほうが、立派な人生を送ってくれそうなイメージはあるよね。
だから、どうしてもそういう育て方をする。

でも、そうなるとね、まじめな人ほど「自分に厳しい人」になるんだけど、厳しすぎるとメンタルを病むようになる。
自分で自分を追い込んで、辛い人生を歩くようになるんだよね。
これは、カウンセラーとしての経験から、つくづくそう思うよね。

「厳しい」と「甘い」の間に「優しい」がある

どうしても人間の思考は単純に物事をとらえがちで、「自分に厳しい」か「自分に甘い」かの二項対立的な思考になるんだよね。
二項対立的に、じゃあ、「甘い」と「厳しい」だったらどっちがいいか?と問われれば、それはまあ、「厳しいほうがいいかな」って思ってしまっても、不思議ではない。

でも、現実には「厳しい」と「甘い」というデジタルの世界ではなくて、その間に無限の値が存在するアナログ的な思考が必要だと思うんだよね。
つまり、「ちょうどいいところがある」「バランスが取れているところがある」「時と場合による」「過ぎたるは及ばざるがごとし」という感じなんだよ。

両極端は決して良くない。
だから、「自分に甘い人」には、「もうちょっと厳しいところがあってもいいんじゃない?」って思うし、「自分に厳過ぎる人」には、「厳しすぎるのはよくないよ」と思う。

その両極端の間の、なんとも表現しにくいところに最適解があるんだ。
人間の心や身体の問題を考えていると、必ず、この問題にぶつかる。

それで、僕は思うんだよね、「自分に厳しい」と「自分に甘い」の間の、ちょうどバランスの取れたところを表現するには、「自分に優しい」というのが良いのではないかとね。

調子が良い時と悪い時がある

メンタルも含めて、体調には波があるのが普通だ。
そして、心も身体も、どんな状態なのかを知らせるためのサインを出している。

調子が落ちてきたときには、疲れたとか、どこかが痛いとか、やる気がしないとか、さぼりたいとか、そういうサインを出すんだよね。

で、「厳しい人」はそのサインを無視するんだよ。
そんなことを言っているようではダメだ!
今が踏ん張り時だ!
甘い!
ってな感じでね。

心や身体が発するサインを無視し続けるとどうなるかというと、病気になるんだ。
病気というのは、心や身体が自分を守るために、強制的に動きを止めるための手段なんだ。
ストライキとか、デモとか、暴動に似ている。
うつ病なんかは、まさにストライキというイメージだよね。
パニックは暴動。
そのほかにも、風邪をひいたり、胃が痛くなったり、腰痛になったりする。

で、「優しい人」は、心と身体が発しているサインに耳を傾ける。
そして、その声に従う。
労わるように。

そうか、今日はちょっと疲れているんだね。
じゃあ、早く帰って早く寝よう。
そりゃあ、やる気がしない日もあるよね。
じゃあ、今日は気分転換でもしようね。

そんな感じだよね。

でも、問題がない時にはちゃんと「厳しい人」にもなれるんだよ。
それが、「自分に優しい人」のイメージかな。

メンタルを病むのは自分に厳しすぎる人

自分に対して厳しい人は、メンタルを病む。

自分に対して常にダメ出しをしている。
自分の短所ばかりを見ている。
自分のことが嫌い。
自分を信頼していない、自信がない。
自分が失敗をすることを許さない。失敗が怖い。

こういう人は、自分に厳しい人だ。

メンタルを病む人は、他人には優しい人が多い。
落ち込んでいる友人がいたら、慰めたりする。

でも、その慰めの言葉を自分にかけることはない。
自分が自分を責め続ける。
自分で自分を追い込んでく。

それが、メンタル崩壊の原因になっている。
その事に気づいて欲しいんだよね。

まとめ

自分に優しい人になって欲しい。

自分の心と身体の声を聴いてあげて欲しい。
傷ついた大切な人に接するようなつもりで。

人間、いつも絶好調というわけにはいかない。
失敗やミスをしない人もいない。

そんなときもあるさ。
大丈夫だよ、何とかなるよ。

そういう声を、自分にかけてほしい。

そうすれば、生きていくのが辛くなくなるよ。
まずは、自分が変わることだよ。
自分のことなんだから、変わろうと思えばできるんだよ。

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