僕は、22年前にうつ状態に陥って、それを治すために人生を一度リセットした。
サラリーマンをやめて、整体師になった。
それからずっと、自分の人生について考えてきたし、人の健康について学び、考えてきた。
身体のことだけじゃなくて、精神のことについても、いろいろと学び実践してきた。
今でも、自分の人生や自分のメンタルについて常に振り返り、常に考えている。
そうして、ようやく、自分は本当にいろんなことを学んだなあって思っている。
人生について、幸せについて。
そんな僕が、声を大にして言いたいのは、「幸せになりたかったら健康的に生きなさい」ということだ。
WHOによる健康の定義
世界保健機構(WHO)が定める健康の定義は以下のようになる。
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。
(出典:公益社団法人 日本WHO協会 「健康の定義」 )
ここにあるように、「肉体的、精神的、社会的にすべて満たされている状態」というのは、考えてみれば、これほど幸せな状態はないと僕は思う。
つまり、健康を目指すということは、それはすなわち「幸せ」を目指すことに他ならない。
自分のことだけを考えていてもだめ
肉体の健康、精神の健康については、言及するまでもなく当たり前のことだと思う。
注目すべきは、社会的な健康も大切であると説いていること。
人間の健康は、社会的な問題にも大きく左右されるからだ。
社会とは、「家庭」という小さなものからから、国家や国家間の大きな問題にまで及ぶ。
社会の問題となると、個人が影響を及ぼすには限界があると考えられるが、しかし、まったくの無関係というわけでもない。
微力ながら、自分も何らかの影響を及ぼすことは可能なのだ。
自分も社会の一員である以上、自分の振る舞いが社会に何らかの影響を与えている。
それが巡り巡って、自分の健康に影響する。
その事を自覚しなければいけない。
社会的な健康を手に入れるためにできる事
社会的な健康を手にれるためにできる事は色々あるが、思いつくことを挙げてみる。
- 周りの人に「思いやり」を持って接する。
- 身近な人たちに貢献する。
- 地域社会に貢献する。
- 自分が所属する組織に貢献する。
- 政治に興味を持ち、政治参加する。
「政治に参加する」と言うと、かなり大変なことのように思う人もいるかもしれないが、選挙があれば真剣に投票先を検討し、必ず投票をするということも立派な政治参加だ。
有権者がそれぞれに、きちんと投票行動を行えば投票率が上がる。
投票率が上がれば、政治家は有権者に対して真摯な態度を取らざるを得なくなる。
それが、結局は自分の健康に大きな影響を与えることになる。
健康を損なえば幸せを損なう
幸せを感じられないということは、精神的に満たされていないということだ。
つまり、それは不健康な状態なのだ。
肉体が不健康では、精神的な健康を損なう可能性が高い。
自分を取り巻く社会が不健康なら、肉体的、精神的に健康を損なう可能性が高い。
そうなれば、幸せとは言えない。
健康を目指すということは、幸せを目指すということと同義なのだ。
周りの人たちもみんな幸せなら、自分も幸せになれる。
WHOの健康の定義は、そのことを教えてくれていると思う。
まとめ
幸せになりたければ、健康的に生きよう。
肉体の健康も精神の健康も、そして社会の健康も大切だ。
自分のことだけを考えるのではなく、周りの人たちの健康も大切だ。
そして、国家の健康もとても大切なのだ。
健康的に生きるというのは、そういうことなのだ。
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