整体師という仕事をしていると、身体の不調を複数抱えているという人がやってくることが多い。
そういう人に共通しているのは、身体の不調に対して対症療法的に解決しようとしていることだ。
一つの不調には、一つの対処法。
もぐらたたきのように、症状をひとつづつ叩いていく印象だ。
薬を飲んだり、簡単で表面的な対処法を試したりする。
しかし、整体師の僕から見れば、その症状は根っこがつながっていて、そこを解決すればよいと思うことがしばしばある。
要するに、健康の基礎が出来ていないのだ。
運動不足だったり、食事が悪かったり、生活が不規則だったり、メンタルが不安定だったりする。
とくに、メンタルの問題は大きいと思う。
メンタルの問題は「悩み」とか「ストレス」というよりも、考え方や受け止め方の問題が大きい。
考え方が間違えているから、根本的に解決をしようとせずに、対症療法的に症状を叩くようなやり方になってしまうのだ。
まずは基礎を作ろう。
そのためには、考え方を変えよう。
問題の根っこを追求して、根本から解決しよう。
物事の本質を捉える力が大切なのだ。
健康は基礎から作り上げる。
一朝一夕にはできないかもしれないけれど、私たちが思っているよりもずっと、身体の反応は早いよ。
適度な運動、バランスよい食事、十分な睡眠、精神の安定。
これがとても大切なんだよ。
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