肩こりの原因とその対処法

水面に浮かぶ女性 整体・姿勢・身体の使い方
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私は、あおぞら整体院という小さな整体院を経営して18年になります。
その間に、延べ10,000人以上の人の肩を触ってきました。
そんな私が考える、肩こりの原因とその対処法について、簡単に書きたいと思います。

筋肉は動かないでいるのが苦手

筋肉というのは、血行不良になると老廃物が溜まって硬くなります。
老廃物を運び出すのは、静脈とリンパ管ですが、この流れを促進する働きが筋肉にはあります。これを筋ポンプ作用といます。

筋肉が伸び縮みすることによって、太くなったり細くなったりを繰り返し、静脈とリンパ管を圧迫して、中の静脈血やリンパ液を押し流しているのです。

筋肉が伸び縮みするということは、関節が動いている、すなわち、体が動いているということです。
もし、体が動かなければ、この筋ポンプ作用が働かずに、老廃物が蓄積していきます。

つまり、筋肉にとって動かないでいること、同一姿勢を続けることが最も辛いのです。
肩こりに限らず、慢性的に体の筋肉が硬くなっている人は、間違いなく運動不足です。
長時間同じ姿勢を続けることによって、筋肉に疲労物質が溜まっているのです。

言い換えれば、体にとっては動き続けているほうが楽だということです。

世の中が便利になりすぎて、動かないでも生活できるようになったおかげで、体が硬くなって体調が悪い人が増えてきたというわけです。
それに伴って、スポーツクラブというものが繁盛するようになったのです。

肉体労働をしている人は、わざわざお金を払ってスポーツクラブに行く必要はありません。
昔は、スポーツクラブなどというものは無かったのです。

肩こりの原因

肩こりの原因は、肩の筋肉が動かなくなって硬くなっていることです。
肩の筋肉は、首の動き、肩甲骨の動き、腕の動き、背中の動きに関連しています。
そのあたりを動かしていないと、肩がこるわけです。

また、姿勢が悪ければ、上にあげた筋肉に余計な負担がかかります。
余計な負担がかかった状態で動かないでいると、肩こりが余計にひどくなります。
すなわち、姿勢の悪さが肩こりをよりひどいものにしているのです。

また、睡眠不足でも肩こりはひどくなります。
睡眠時間が短いと、筋肉の疲労がしっかりと回復できずに、疲労が蓄積していきます。
ところが、肩こりがひどくなると、睡眠の質が低下します。
熟睡できなくなります。
夜中に目が覚めることも少なくありません。
こうなると、悪循環に陥ってしまいます。

この悪循環をどこかで断ち切る必要があるのです。

肩こりの対処法

以上のことから、肩こりの対処法としては、

1,良い姿勢を手に入れる
2,運動不足を解消する
3,全身の血行を良くして疲労を回復する
4,睡眠をしっかりととって体を休ませる

ということが大切だとわかります。

特に、全身運動をすることは、全身の血液循環が改善されるので、肩こりをはじめその他の部分のコリにも効果的です。

特に有酸素運動は、全身の血行を促進するので、肩こりに対しても効果が高いです。
私のお勧めは、圧倒的に水泳です。

水泳は、水中で行うことから、重力から解放されます。
その状態で、肩甲骨を大きく動かすので、肩回りの筋肉がほぐれやすいのです。

整体を定期的に受ける

そのほかに、ぜひやってほしいのが、整体を定期的に受けるということです。
整体は体のバランスを整えることですので、良い姿勢を手に入れやすくなりますし、体を緩めることで疲労回復が進みます。

また、体が緩むことで睡眠の質が改善します。
睡眠は疲労回復には欠かせないものです。
整体を受けることで、睡眠薬が手放せなかった人が薬を飲まなくても眠れるようになったというケースは本当に多いのです。

もちろん、私の整体院に来ていただけるのがベストです(笑)

まとめ

以上、肩こりについて書かせていただきました。

肩こりの原因は
1,運動不足
2,姿勢の悪さ
3,同じ姿勢を長時間続けている
4,睡眠不足

対処法は
1,良い姿勢を手に入れる
2,運動不足を解消する
3,全身の血行を良くして疲労を回復する
4,睡眠をしっかりととって体を休ませる
5,整体を定期的に受ける

整体院に来る方の多くは運動不足です。
また、間違えた姿勢、間違えた体の使い方をしています。

自分の姿勢や体の使い方が気になる方は、ぜひ、専門家に見てもらったほうが良いと思います。
自分の体のゆがみは、自分ではよくわからないものですから。

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