昨日は、友人の安斎輝夫さんが主宰する「サードプレイスラボ」に参加してきました。
サードプレイスとは、「職場でも家庭でもない第三の場所」という意味で、仕事も家庭も離れて、居心地がよくそれでいて学びのある場所を持つことで、人生を楽しく過ごすことをめざすコミュニティとでもいうのでしょうか。
安斎さんが主宰するサードプレイスラボは、毎月一回開催していて、昨日が29回目。
毎回、ゲストスピーカーをお呼びして、いろいろな楽しいお話を聞かせていただいています。
私も、先月登壇させていただいて、ダイエットについてお話をさせていただきました。
https://fuchilog.com/270/
昨日のゲストスピーカーは、安斎さんのお友達の大村信夫さん。
大村さんは大手電機メーカーにお勤めのサラリーマンでありながら、男性では珍しい「整理収納アドバイザー1級」という資格を持って、「片づけパパ」&「片づけ部長」として数々のワークショップやイベントを開き、様々な活動を行っている方です。
昨日のお話のタイトルは、「オジサン進化論 〜自分OSのアップグレード方法〜」
5年前まで、飲んだくれのダメダメサラリーマンだった(失礼)大村さんが、どのようにして今のようなスーパーサラリーマンに変身したのか、その辺の秘密を聞いてきました。
酒もたばこもやめた!
若いころは酒もたばこもやっていた大村さんですが、今はどちらもやっていないのです。
私も、一緒に飲みに行くことがあるのですが、大村さんは一切お酒を飲みません。
ウーロン茶を飲みながら、楽しそうに懇談しているんですね。
5年前は、毎晩のように飲み歩いていた大村さん。
当然の事ながら、アルコールが体を蝕んでいました。
ある日、お医者さんから、
「大村さん。お子さんいらっしゃるんですよね。お子さんの結婚式とか出たくないんですか?」
と聞かれたとのこと。
「出たいです。」と答えた大村さんは、お酒を止めること決心したと言います。
ここで決心できるところがすごいし、有言実行で5年間お酒を飲んでいないというのもまたすごいですよね。
本当にかっこいいと思います。
どこぞの国会議員さんは、お酒での失敗を繰り返しているというのに(苦笑)
お酒をやめる前に、タバコもやめていた大村さん。
酒もたばこもやめられなくて困っている人が多い中、それをすっぱりと止めてしまうのはすごいですよね。
「センスがないからできない」とは思わなくなった
今は整理収納アドバイザーとして「片づけパパ」と名乗っている大村さんですが、以前はまったく片付けられない人だったと言います。
そのうえ、奥さんもお子さんたちも片づけることができずに、家の中は散らかり放題。
文字通り「足の踏み場もない状態」だったとのこと。
そのせいで、常に探し物をしている始末。
子どもたちも、出かける直前に、あれがないこれがないと大騒ぎ。
それを見ている奥さんはイライラして怒りだす。
殺伐とした空気が家の中に充満してくる。
それが毎朝の日常だったとのことです。
ある時、同窓会で整理収納アドバイザーという資格を持つ女性に出合い、家が散らかり放題であることを相談したところ、「私が解決してあげる」ということで、散らかり放題の大村家が一日できれいに片付いてしまいます。
それまでは、「片づけのセンスがないから仕方がない。」とあきらめていた大村さんですが、その女性から「片づけはセンスではなくスキルだ」と聞かされて衝撃を受けます。
そして、これはちょっとおもしろそうだと思った大村さんは、整理収納アドバイザーの資格を取ろうと決意して、そのスキルを学ぶことにしたのです。
そして、「片づけ以外のことも、ほとんどのことはセンスではなくてスキルなのではないだろうか」と考えるようになった、とのこと。
それからは「センスがないからできない」と最初からあきらめることをしなくなったと言います。
人は一人では変化できない
大村さんは、人は一人では変化できないと言います。
人は一人で生きているわけではなく、他者とのつながりの中で生きているわけです。
他者から多くの影響を受けているのです。
そこで、「こうなりたい」と思う人と付き合うことに決めたと言います。
つまり、付き合う人を変えるということです。
そして、様々なイベントや勉強会に参加して、いろいろな人と会うようになりました。
その数、なんと3000人とのこと。
その中には、大村さんのメンターとなる徳本昌大さんとの出会いもありました。
ちなみに、私、ふちわきも徳本さんにコーチングをしていただいています。
大村さんにとっても、徳本さんとの出会いは大きな転機になったとのことです。
人生のミッションを見つけて実践する
たくさんの人と交流する中で、いつもワクワクしている人の特徴が解るようなったと言います。
それは、「自分のミッションを見つけ実践している」ということだそうです。
そして、ミッションはすべての人が持っているものであり、それは発見するものであると言います。
つまり、ワクワクしていない人は、そのミッションを見つけることができていないか、あるいは、見つけることができていても実践できていないということなのです。
つまり、発見しただけではだめで、それを実践し、さらには習慣化することが大切であると言います。
多くの人は、行動に移すことをしないので、進化できないのですね。
このようにして、大村さんはスーパーサラリーマンへと進化を遂げていったのです。
まとめ
大村さんが進化していく過程をいろいろと聞かせていただき、大変勉強になりました。
まず初めに進化しようと決めて、行動に移すことが大切だということです。
そして、一人で変わろうとしないで、人の力を借りるということも大切ですよね。
会いたい人に会い、気になる会合に出席して、刺激を受ける。
「センスがない」と最初からあきらめるのでなく、とりあえずやってみる。
何をやって、何をやらないかを決める。
やらないと決めたことはすっぱりとやめてしまう。
そして、習慣化していく。
そうやって、人はどんどん進化してくのだということがよくわかりました。
私もどんどん進化していこうと思います。
歳のことなんて考えていないで、生きているうちは進化を続けたいものですね!
コメント
[…] ◆ 【学び】片づけパパに学ぶ「オジサン進化論」ーサードプレイスラボ 渕脇毅さんの丁寧なまとめレポート記事、わかりやすいです。 […]