ダイエットの三つの目的-あなたが痩せたい理由は?

ウェストとメジャー 痩せるマインド
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ダイエットをしたい。

そう思う人は多いけれど、その目的は人によって違います。
そして、目的が違えばやり方が変わってきます。

その目的を明確にしなければ、自分に合ったダイエット方法がわからないし、自分に合ったやり方がわからなければ、健康を損なったりリバウンドしたり、辛い思いをすることになりかねません。

この記事では、人が痩せたいと思うその目的を3つに分類して、それぞれの特徴について整理してみたいと思います。

ダイエットをする3つの目的

これは私の持論なのですが、人がダイエットをする理由は3つに分けられると思います。
その3つを以下に示します。

  1. 減量(体重による階級制のある競技の選手が計量をパスするために行う)
  2. ボディメイク(カッコいい身体、美しい身体になる。競技パフォーマンス向上。)
  3. 健康のため(生活習慣病を予防し、いつまでも元気でいるため)

はたして、あなたの痩せる目的はどれですか?

減量について

減量とは、量を減らすこと。
量とは体重のことで、体重を減らすことを減量と言います。

ダイエットという言葉は、もともとは食事療法とか健康的な食事方法という意味です。
それがいつの間にか「痩せること」そのものを指すようなってしまいました。

元々の言葉の意味から言うと、ダイエットと減量はちょっと違います。

減量は、体重別階級制がある競技をしてるスポーツ選手が、計量をパスするために行います。
それ以外のケースで、減量が必要になることはほとんどありません。

ですから、このようなスポーツをしていない人には無縁なことなのです。

減量と言えば、すぐに思い浮かぶのはボクシングです。
私の世代だと、漫画「あしたのジョー」の中で、ジョーの宿命のライバル「力石徹」が、ジョーと対戦するために階級を2階級下げ、壮絶な減量に挑むシーンがあります。
力石はジョーとの試合には勝つのですが、試合直後に意識を失って帰らぬ人になってしまいます。

ボクシングの選手が過酷な減量に挑むというイメージが強いため、ボクシングの選手はダイエットの専門家であると思っている人もいます。
しかし、そもそも目的が違うので、すべて真似できるものではないし、また、真似をしてはいけないのです。

減量は体重を減らすことが目的なので、体内の水分も絞り出します。
従って、計量直前になると、汗を絞り出すためにサウナスーツを着てトレーニングをしたり、水分補給を制限したりします。
でもそれは脂肪を落とすためではなく、体重を落とすためのものなのです。

さらに、試合前の計量ををパスしてしまえば、その後は体重が増えてもいいので、その一瞬だけクリアできればいいわけです。

ここが、普通の人のダイエットとの最大の違いです。
減量とダイエットは、全く目的が違うということを理解しなければいけません。

ボディメイクと摂食障害

かっこよくなりたい。
キレイになりたい。

そう思って、ダイエットを始める方は多いと思います。

おなかが出てきてみっともない。
出産で緩んだ身体を戻したい。

そういう動機ですね。

また、スポーツ選手などは、自身の競技パフォーマンスを上げる目的で、ボディメイクをする人もいるでしょう。

この場合、いろいろな問題点が潜んでいて、下手をすると健康を損なってしまったり、摂食障害をはじめとする精神疾患にかかってしまう可能性があります。

その理由は、ゴールが曖昧だということです。

キレイとかカッコいいいというのが、その人の主観になってしまうために、もう十分に痩せているのに、まだ痩せなければいけないという強迫観念に駆られてしまう危険性があります。

こうなると、歯止めがきかなくなり、食べることに対して罪悪感を覚えて食べたものを吐いてしまったりします。

また、極端な食事制限で十分な栄養を摂ることができずに、脳が正常に機能しなくなり、思考に影響が出てきているとも考えられます。

こうなってしまう背景には、自己肯定感の低さが潜んでいます。
自己肯定感を持てずにいることで、劣等感が強くなり、それをカバーするためにダイエットに走るのです。

スポーツ選手の場合でも、摂食障害に苦しむケースは少なくありません。

フィギュアスケートの鈴木明子選手や、女子マラソンの原裕美子選手などが有名ですが、これは氷山の一角だと思われます。

芸能人も同じです。
宮沢りえさんや釈由美子さんなどが有名ですね。

カーペンターズのボーカル、カレン・カーペンターさんは、摂食障害を患い32歳で亡くなっています。

これを防ぐためには、自己を客観視して、ゴールを客観的に設定することです。
ゴール設定を曖昧にしておくと、摂食障害の危険性がありますので注意が必要です。

カッコいい体を作るには、筋肉がついたメリハリのある身体を目指す必要がります。
また、姿勢や身体の使い方なども重要で、体重が変わらなくても姿勢を変えただけで見た目の印象は大きく変わります。

そういうことを含めて、今一度、ゴールを明確にしておくことが大切なのです。

健康のため

いわゆる、メタボ対策ですね。
肥満が問題なのは、生活習慣病になることです。

三大疾病と言われる、ガン、脳卒中、心筋梗塞はすべて肥満との関連があることが解っています。
ここに、糖尿病と精神疾患が加わって、五大疾病というのですけれど、これらも肥満との関係性があることが解っています。
つまり、5大疾病全てが、肥満や食事との関連が深いということです。

そのため、国は平成20年から特定検診(いわゆるメタボ検診)を始めました。

肥満を解消することが健康につながることは明白です。
これを理由にダイエットを決意する人は少なくありません。

この場合、ゴールは健康になることですから、そもそも、健康を脅かすような無理なダイエットに走る危険性は少ないと思われます。

しかも、ゴール設定が客観的(数値設定)であることが多いので、摂食障害になるような危険性も低いでしょう。

しかし、健康のためなのか、ボディメイクのためなのか、自分の中でその目的がはっきりしていない場合には、ボディメイクのところでお話ししたような危険が潜んでいます。

ダイエットの目的を明確にすることが大切

ダイエットというのは、一歩間違えるととても危険な行為です。
ですから、ゴール目標をきちんと明確にするというのがとても大切なのです。

ここは十分に理解しておいてほしいところです。

人間は、「自分が本当に望んでいるものは何か」が曖昧でも行動してしまうことがあります。
でも、ここはきちんと自分との対話を重ねて、明確にしておいてほしいところです。

さて、ダイエットを考えているあなたは、何のためにダイエットをしようとしているのでしょうか。
そこをきちんと明確にしておくことをお勧めいたします!

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