もったいないから食べるという行為のばかばかしさ

食事皿
Louis Hansel

うちには4人の子どもがいます。
妻は仕事で朝早く出て行ってしまいますので、私が子どもたちに朝食を出して、そしてその片づけをします。

子どもというのは、お腹いっぱいになったらそれ以上食べません。
残すんです。

あと一口くらい食べられるだろうと思うんですけれど、食べないですよね。
子どもは身体のサインに対して、とても忠実です。
だから残すんです。

でも、大人は、「もったいない」と思ってしまう。
「残すのはもったいないからあと一口食べなさい。」なんて余計なことを言います。
それでも、子どもは食べません。
「えー。たべられなーい。」とか言います。

それで、片づけるときに「もったいなあ」と文句を言いながら、自分の口に放り込んでしまいます。
そういうこと、していませんか?

その気持ちよくわかります。

この問題について考えてみたいと思います。

口に放り込んだ食べ物はどうなるか?

さて、このような状況であなたの口に放り込まれた食べ物はどうなるのでしょうか。
その先のことを考えたことはありますか?

簡単に言うと、消化吸収される部分と、その残りかすに分けられて、残りかすはご存知の通り便として排泄されます。
そして、トイレに流されていくわけです。

消化吸収されたものはどうなるか。
そもそも、食べ過ぎているので、それがぜい肉として身体に蓄積されて行きます。
一部は、高脂血症の原因となる中性脂肪とかコレステロールになるかもしれませんよね。

そして、それがどんどん蓄積されていくと、あなたは病気になります。
肥満になって、動くのが大変になります。
腰痛になって整体に通うようになります。
変形性膝関節症になって、整形外科で手術をしなければいけなくなります。
高脂血症や高血圧、糖尿病になります。
そして、ずっと、薬を飲み続けるようになります。

それが「もったいない」がもたらした結果です。

一部はトイレに流されてしまいます。
一部は、あなたの病気の原因になります。

その一口の積み重ねが、こういう結果を招くとしたら、「もったいない」ってどういう意味なんでしょうか?

捨てた方がいいですよね

こんな結果になるんだったら、まだ捨てた方が良くないですか?

私たちの世代(私は今54歳です)は、食べ物は粗末にしてはいけないと教育されて育ちました。
だから、捨てることに罪悪感があるんですよね。

それが、「もったいない」の正体です。

もちろん、食べ物を粗末にしてはいけないんですよ。
粗末にしてもいい、などというつもりはありません。

じゃあ、食べ物を粗末にしないで、このもったいないを解決する方法はあるのでしょうか?

食べ物を粗末にしない方法

そうはいっても、食べ物を捨ててしまうのは忍びない。
良心の呵責が。。

という場合はそうすればいいのでしょうか。

私が考える解決策は、

  1. 取っておいて次の食事で食べる。
  2. そもそも、作り過ぎないようにする。
  3. そもそも、買い過ぎないようにする。

ということじゃないかと思うんですけれど、いかがでしょうか?

日本という国は、食品廃棄物がものすごく多い国なんです。
知っていますか?

もちろん、この問題は日本だけの問題ではありません。
この問題に対してどのように対処していくか。
自分に出来ることは何か。

そういう社会問題にまで思考を広げていくことが、本当の意味での「もったいない」を考えるということになるのです。

もちろん、こんな偉そうなことを書いている私ですが、食品廃棄物問題に対して何かしているのかと入れても、特に何かアクションを起こしているわけではないけれど、食べきれないほどの食品を買わないようにはしているつもりです。

まとめ

話が世界レベルのところまで一気に広がってしまいましたが、気を取り直してまとめてみますと。

「もったいない」と言って自分の口に入れた食べ物が、その先いったいどうなるのか、というところまで考えてみると、「自分にとって害にしかならない」ということがわかっていただけたかと思います。

だったら、自分の身体を通さずにごみ箱に捨てたほうが良いと思うし、そもそも、そういうことにならないような対策を考えるべきだと思います。

物事を突き詰めて考えてみるって、とても大切なんですよ。