エッセイ

私たちは、生身の身体を持つ生き物である。どんなに便利な世の中になっても、この事実は変えることができない。経済を優先してこの事実を忘れてしまったのでは、やがて健康を損ない、取り返しのつかないことになる。

今日は僕の誕生日。55歳になった。生きているって、多くの人に支えられているってこと。そういう支えてくれる人たちに出会えたということは、それだけで恵まれている。そう、生きているだけで僕は恵まれている。生きていることに感謝。

僕は、すべての人が背幸せに暮らせる社会を作りたいと思って、いろいろな媒体を使って発信している。でも、その一方で、人生には悩み事がつきもので、人は悩むことで成長することもわかっている。悩み事を無くすことはできないけれど、幸せに対する感度を上げることはできる。

在宅勤務を経て、会社というものは人間の集合体であって、実体のないものであるということに気がついた人も多いだろう。これからは、個人の力がものをいう時代になる。僕はそう思っている。

外出自粛生活をしているからというわけではないけれど、季節がら、庭の雑草との戦いを繰り広げている。戦っているとわかるのだけれど、雑草の生命力はすごい。敵ながら敬意を表し、そうありたいと願う。

第２１回目のスタイリッシュエイジングクラブは、ＺＯＯＭを使ってオンライン飲み会という形で開催した。その感想をブログでシェアします。

若い頃の僕には、コンプレックスが沢山あったんだ。でも、この歳になってみると、とっくの昔に解決していて忘れていることも多い。そして、悩み事を解決して乗り越えてきた経験が、今の財産になっている。人は悩むことで成長してくんだ。

私たちはつい、自分が持っていないもの、足りないものに意識が行ってしまう。でも、もうすでに持っているものもたくさんあるはず。その、すでに持っている幸せを意識できるようになると、幸せになれる。それが、幸せに生きるということ。

興味の方向が発散してしまう僕。いろんなことに手を出してしまって、どこに向かおうとしていいるのかが見えなくなってしまうことがある。興味を持っていることに対する位置づけを、整理して理解しておく必要があると、最近感じている。